明日から夏休み！夏休み前の言葉！

　始業式・入学式から３ヵ月半、７２日間の学校生活が今日で一区切りとなります。この間に様々な行事がありました。１年はアクトパル宇治での飯盒炊爨と学年親睦行事、２年は５日間の生き方探究チャレンジ体験での職場体験、３年は沖縄・伊江島への修学旅行。それぞれが貴重な体験と楽しい思い出を作ったと思います。これらの体験は、これからの学校生活の基盤となっていくと確信します。
　現在夏季大会中の部活動では、残念な結果になったクラブもありますが、全員が一丸となって全力を出し切って頑張っている姿は、応援する者にも感動を与えてくれています。さらに次のステップを目指して頑張って欲しいと思います。
　生徒会活動も「キラキラウィーク」の取組やエコキャップ回収、緑のカーテンの実施など、様々な方面で積極的に頑張ってくれました。夏休み中には、リーダー講習会が予定されていますが、これをもとにして、夏休み明けのは「ステップアップ！かつら川」を目指して、桂川中学校をさらに活性化して欲しいと思います。
　今年の夏休みは明日から３４日間あります。しかし、目的を持って計画的に生活しないと、すぐに終わってしまいます。それぞれが、「夏休みだから出来ること」を考え、実践して欲しいです。夏休みを７月末までの前期、８月１０日までの中期、８月２３日までの後期と３つに分け、「この時期に・・・しよう」と計画するとよいでしょう。そしてその都度、計画通りできたかどうかの点検と、計画の修正を忘れずに実施してください。
　最近、新聞・テレビでも報道しているように、皆さんと同年齢の子どもが事件に巻き込まれる事が多いようです。これを「他人事」とは考えずに、事件に巻き込まれないように、十分注意してほしいと思います。長い休みの間は家で過ごす時間が多くなるので、家の人と話をする時間をできるだ　け多く持って下さい。楽しいこと、いやなこと、悩み事・相談事、腹の立つこと、友達のこと、どんなことでも話して下さい。家の人は皆が話してくれるのを待っています。
　次に全員がそろうのは、８月２４日（火）です。それまで、交通事故にあったり、怪我をしたり、病気になることなく、１名も欠けることなく、６９９名全員元気で会いましょう。

”メダカの楽園”からやってきました！

　校舎２階の第１理科室近くの廊下に設置している水槽に、元気よくメダカが泳いでいます。このメダカは、京都市右京区の京北周山地域からやって来た”クロメダカ”です。周山地域は、京都市の北西に位置するのどかな田園地帯です。長い年月をかけて北山杉を育て、有名な”磨きマルタ”として、床の間の柱などの建築材料として出荷し、生活をされてきた地域です。６年ほど前の市町村合併で、それまでは「京北町」だったのが「京都市」に編入されました。
　その周山地域には、もともと田んぼであった場所が、耕されずに”休耕田”として残っています。３年前、京都市の中学校の先生方がその土地をお借りして、そこに”メダカの楽園”を作ることが計画されました。もともと周山地域はクロメダカの繁殖地でもあったのです。
　３年が過ぎ、”メダカの楽園”には、恐らく数千匹のメダカが生活し、花菖蒲やコスモスが咲き競う、憩いの楽園となっています。私も理科の教師ですので、何名かの先生方と一緒に、一昨日４日に、草刈や整備に出かけました。水面にはミズスマシがスイスイ泳ぎ、珍しい”軍配トンボ”がそこらじゅうに飛び回り、水中には水生昆虫がスイスイ泳いでます。ここはメダカ以外の生物にとっても”楽園”なのです。ゆったりとした時が流れる中で、生き生きとした生命の息吹を感じることができました。
　そこに生活しているメダカを約１００匹程度捕獲し、今朝水槽の中に入れてやりました。卵をお腹の中に持っているのか、大きい腹のメダカが元気よく泳いでいます。最近は、ホームセンターなどでしか見られなくなったメダカですが、その泳ぎ方はとてもしなやかで、すばしっこく見えます。少しの時間でも、水槽に目をやってください。気持が爽やかになると思います。よく見ると、メダカに混じってオタマジャクシとエビが紛れ込んでいますが・・・。