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最新更新日:2024/07/30 |
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”メダカの楽園”からやってきました!
校舎2階の第1理科室近くの廊下に設置している水槽に、元気よくメダカが泳いでいます。このメダカは、京都市右京区の京北周山地域からやって来た”クロメダカ”です。周山地域は、京都市の北西に位置するのどかな田園地帯です。長い年月をかけて北山杉を育て、有名な”磨きマルタ”として、床の間の柱などの建築材料として出荷し、生活をされてきた地域です。6年ほど前の市町村合併で、それまでは「京北町」だったのが「京都市」に編入されました。
その周山地域には、もともと田んぼであった場所が、耕されずに”休耕田”として残っています。3年前、京都市の中学校の先生方がその土地をお借りして、そこに”メダカの楽園”を作ることが計画されました。もともと周山地域はクロメダカの繁殖地でもあったのです。 3年が過ぎ、”メダカの楽園”には、恐らく数千匹のメダカが生活し、花菖蒲やコスモスが咲き競う、憩いの楽園となっています。私も理科の教師ですので、何名かの先生方と一緒に、一昨日4日に、草刈や整備に出かけました。水面にはミズスマシがスイスイ泳ぎ、珍しい”軍配トンボ”がそこらじゅうに飛び回り、水中には水生昆虫がスイスイ泳いでます。ここはメダカ以外の生物にとっても”楽園”なのです。ゆったりとした時が流れる中で、生き生きとした生命の息吹を感じることができました。 そこに生活しているメダカを約100匹程度捕獲し、今朝水槽の中に入れてやりました。卵をお腹の中に持っているのか、大きい腹のメダカが元気よく泳いでいます。最近は、ホームセンターなどでしか見られなくなったメダカですが、その泳ぎ方はとてもしなやかで、すばしっこく見えます。少しの時間でも、水槽に目をやってください。気持が爽やかになると思います。よく見ると、メダカに混じってオタマジャクシとエビが紛れ込んでいますが・・・。 ![]() ![]() ![]() |
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