京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/07/05
本日:count up13
昨日:110
総数:1026529
文字: 大きく | 小さく | 標準 配色: 通常 | 白地 | 黒地
ハートフルマーク
学校教育目標 『発信力・行動力を身につけ、自己肯定感を得られる生徒の育成』

「人権学習」を始めるにあたって

 桂川中学校では、今日11月30日(月)から、全学年で人権学習を実施します。1年生は身近な問題である「いじめ」について、2年生は「部落差別とその歴史」、3年生は「同和問題と結婚差別」をテーマにして、3時間ずつ学習を進めます。それに先立って、学習の最初10分間を使って「校長講話」をしました。以下はその要約です。
------------------------------------------------------------
「人権学習を始めるにあたって」

1.人権とは
 「人権」というのは、私たちだれもが、社会生活において、自由で幸福な生活を営むために必要な権利です。日本国憲法では、わたしたちが人間らしく生きることができるように、教育を受ける権利、個人の尊重、男女の平等、職業を選ぶ自由、健康で文化的な生活を営む権利など、さまざまな権利を「基本的人権」として保障しています。ところが、中には自分の人権だけを主張して、他人の人権について考えない行動をとる人たちもいます。私たちは、お互いに基本的人権を尊重し合うと共に、それを自分たちの手で大切に守り、育てていかなければなりません。

2.「世界人権宣言」と「人権デー」
 かつて、「人権の保障」は、それぞれの国の国内の問題であると考えられていました。ところが、多くの命が奪われた第二次世界大戦のころから、世界平和の基礎として、国際的にも人権の保障をしていくことが必要であると考えられるようになりました。
 その結果、1948年12月10日、国際連合の第3回総会で、世界のすべての人民とすべての国とが達成すべき共通の基準を定めた「世界人権宣言」が採択されました。そこに、『全ての人間は、生まれながらにして自由と権利を持っており、これらの迫害からの解放が、人類最高の願望とされる。人権はどのような場所であっても、法の前に保障される』ということが宣言されています。また、1950年の第5回国連総会において、毎年12月10日を「世界人権デー」と定め、世界中で記念行事を行うことが決議されました。

3.人権学習の目的
 世界には、戦争などいろいろな理由で、学校に行けない子どもたちがたくさんいます。学校に行けないだけでなく、病気になっても病院に行けなかったり、食事も十分にとれない子どもたちもいます。そんな子どもたちだって、一人の人間として、豊かな生活を送るべきなのです。そこで国連は「子どもの権利条約」を作って、豊かな国でも、貧しい国でも、子どもが一人の人間として尊重され保護されるように、そして子どもたちが自由な意見を持って、生き生きと生活できるように、はたらきかけています。
 このように、人間は、大人も子どもも、だれもがみんな平等に、基本的な人権があるはずです。ところが、さまざまな差別のために、基本的人権が保障されていないことがあります。
 日本の社会でも、外国人に対する差別や女性差別、部落差別、障害のある人や高齢者に対する差別などがあるのを知っていますか?これらの差別により、本人にはどうすることもできないことで、いろいろな不利益を受けることがあります。こうした差別は個人の尊厳に反しており、一日も早くなくしていかなくてはなりません。皆さんには、これからの人権学習を通して、一人一人がお互いの人権を認め合って、差別をしない、差別を許さない態度を身につけてほしいと思います。

4.身の回りの人権問題「いじめ」
 ここで、昨年度の「全国中学生人権作文コンテスト京都大会」の応募作品の一部を紹介します。

 ●作文の紹介

 これらの作文を聞いて、皆さんはどう感じましたか。「人権の問題なんて、むずかしいから自分には関係ない」と思っている人はいませんか。でも、人権の問題は、皆さん中学生にもかかわりがある、重要なことです。皆さんのまわりで、友達の人権が守られていないことはありませんか。例えば、「いじめ」はどうでしょうか。「いじめ」は、いじめられる人がいやな気持ちになったり、時にはけがをしたり、命を奪われたり、人間らしく、自由に生きる権利を奪っていることになります。それに、いじめがあるのを知っているのに、見て見ないふりをすることも、人権を守っていないことになります。
 今日から始まる人権学習を通して、身近な人権問題や社会に根深く残っている差別について、みんなで一緒に考えましょう。
------------------------------------------------------------
 学校では、これからも人権学習を進めていきますが、この機会に、ご家庭でも「人権」について、子どもたちと話す機会を持っていただければと思います。

「かつら川COM 第10号」の発行!

 11月17日(火)付で「かつら川COM 第10号」を発行します。ひと足速く「配布プリント」欄にPDFファイルで掲載しておきましたのでご覧ください。
 今回の第10号の記事は、
 ◎桂川中学校のパワー発揮!!秋の様々な行事を終えて・・・
 ◎11月後半〜12月の学校行事から・・・
 ◎3年全国学力・学習状況調査(生徒質問紙)の結果から(その1)
 ◎ついに「新型インフルエンザ」の猛威が桂川中にも!
です。ご意見があれが、是非お寄せ下さい。

*「かつら川COM 第10号」のリンク
 https://cms.edu.city.kyoto.jp/weblog/files/2056...

「かつら川ふれあい祭」でのボランティアの意義

 11月8日(日)に行われた「第10回かつら川ふれあい祭」には、登録された数だけでも87名の生徒がボランティアとして参加してくれました。そして、様々なコーナーで、地域の方々といっしょになって、ふれあい祭を盛り上げてくれました。模擬店コーナー、ゲームコーナー、ステージ、トレイ回収、場内整備、お茶席・・・ほんとうに様々な場所で、元気で活動してくれている中学生を見かけることができました。中学生は、部活動等で地域の行事にはなかなか参加できないのが現状ですが、この日は会場が桂川中学校で会ったこともあり、積極的に参加をしてくれたのでしょう。
 「地域の中で子供は育つ」と言いますが、残念ながら中学生になると、地域の方々には良くない行動ばかりが目に付き、苦情を頂くことが多くなる傾向があります。「注意をしようにも、話しにくい・・・」という声を聞くことも多いのが現状です。だからこそ、このような機会にこそ、「中学生はがんばっていますよ」という姿を見ていただけることは、大切だと思います。「たくさんの中学生がボランティアをしてくれて、とても助かりました」「中学生の生の姿に接することができて、とてもよかったです」「小さい子どもたちの世話をしてくれてありがたかったです」終了後、参加されたり、運営をしていただいた多くの方々からこんな声を頂きました。こんな機会こそ、中学生の生き生きした姿を見せるときでもあります。来年のふれあい祭では、もっと多くの生徒にボランティア参加してもらえたら、もっともっと地域との絆が深まっていけると確信しました。
画像1画像2画像3

「エコフェスタ」の残したもの

 昨日の「第10回かつら川ふれあい祭」には、本当に多くの方に来校していただき、大盛会のうちに終了しました。しかし、約3000人以上の方が来校され、カレーライス、フランクフルトソーセージ、みたらしだんご、おでん・・・と多くの方が食事されたのにも関わらず、まとめられた資源ごみはわずか6袋しかありませんでした。それは、回収コーナーを設置し、容器トレイの回収と洗浄をしていただいたからです。ふれあい祭を開催している間、ひっきりなしに集まってくるトレイを、紙で丁寧に拭き、種類別に分け、それをきちんと重ねて袋にまとめていただきました。その結果が、コンパクトな6袋なのです。
 日常生活でも、自分たちにできる「エコロジー」があるはずです。特にゴミの始末については、分別はもちろんのこと、資源の再利用のために、1人1人ができることをもう一度再点検して、今日から実行していかねばならないと思いました。
画像1画像2

「かつら川オープンキャンパス」多数ご来校、ありがとうございました!

 11月2日から昨日5日までの3日間実施致しました「かつら川オープンキャンパス」に多数ご来校いただき、ありがとうございました。この3日間の参加者は、次のようになりました。

*11月2日(月)45名
 1年生・・・10名,2年生・・・8名,3年生・・・6名
 校下小学校・・・19名,その他・・・2名
*11月4日(水)25名
 1年生・・・・3名,2年生・・・1名,3年生・・・5名
 校下小学校・・・15名,その他・・・1名
*11月5日(木)5時間目 141名
 1年生・・・55名,2年生・・29名,3年生・・47名
 校下小学校・・・10名,その他・・・1名
*11月5日(木)懇談会 109名
 1年生・・・42名,2年生・・30名,3年生・・37名

 今回は、小学校5・6年生の保護者の皆様の参加が60名以上あり、本校教育への関心の高さを感じました。アンケートには、本校教育全般にわたって、厳しいご指摘と、貴重なご意見を多数いただきました。ご参加いただいた皆様にいただいたアンケートを真摯に受け留め、これからの本校教育活動の見直しと、取組の強化を行ってまいりたいと思っています。今後とも、忌憚のないご意見を頂くと共に、益々のご協力をお願いいたします。



「薬物問題について考える講演会」のご案内

 先日本校でも、「薬物講話」を実施し、保護者・地域の方にご参加いただきましたが、京都市保健福祉局こころの健康増進センターの主催により、「若者の薬物問題について考える講演会」の案内が届きました。マスコミ等で薬物問題が多く報道され、私たちが予想している以上に、薬物の広がりが懸念されます。「子どもたちから遠い存在でだ。関係ない・・・」という認識を改めなければ、薬物汚染の問題を解決することはできないと思います。このこうえんかいでは、薬物依存から回復し続けている当事者の方々のお話を聞くことができます。申込みは必要ありませんので、ご都合のつかれる方は参加していただければと思います。
画像1
画像2
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
学校行事
3/9 3年卒業遠足(長島スパーランド)
3/10 3年生を送る会(2・3限)
3/11 卒業式予行・準備
3/12 第31回 卒業式(9:30開式)

学校評価結果等

学校カレンダー

学校配布プリント

かつら川COM 2011

京都市立桂川中学校
〒615-8033
京都市西京区下津林東大般若町43
TEL:075-392-9229
FAX:075-392-9296
E-mail: katsuragawa-c@edu.city.kyoto.jp