最新更新日:2024/09/25 | |
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互いに高まりあおうとする子どもたち
音羽小学校では,児童会活動がスタートし,5月24日に「児童総会」と「一年生をむかえる会」を実施しました。児童総会では,今年度の児童会の計画委員,学級代表,各委員会の委員長たちが,全校児童の前で自己紹介をしたりこれから始まる前期の取組の計画を発表したりしました。5年も6年も全校児童が注目する中で,大きな声でしっかりと自分の考えを発表できました。
続いて行った一年生を迎える会では,6年生が1年生の手をひいて入場するという微笑ましい場面でスタートし,各学年が新入生に向けて練習をした出し物を発表しました。それぞれの学年のカラーがあり工夫されていて,1年生たちも歓迎の発表を楽しんで観ていたのではないでしょうか。 そんな中,特に輝いていたのは,5,6年生の発表でした。これから自分たちが学校のリーダーとして頑張って全校を引っ張って行くんだという決意を感じました。発表の順番になり,学年を呼ばれると,「はい!」と全員で元気な返事をすると共に,全員が一丸となって,一年生たちの前にすばやく移動をし,元気な声,美しい歌声で高学年らしい発表をしてくれました。 子どもたちは学校生活で多くのことを学びます。それは,教室で行う様々な教科の授業だけではなく,このような児童会活動も同じです。上の学年は下の学年を思いやり,工夫をして,全ての学年が楽しめるようにしてくれます。たてわり班の活動の中で,自分の担当したメンバーが協力して活動できるように考えながら運営をしてくれます。下の学年の子どもたちは,そんな高学年の姿にあこがれ,目標として「自分たちもあんな高学年になろう」とします。高学年たちは,そんな下の学年の視線を感じ取りながら,「責任をもって立派なリーダーになろう」と頑張ります。その様な活動を通して,子どもたちはお互いに高まりあおうとする集団になり,大きく成長していくのです。 子ども集団の中では,我慢しなければならないときがあります。普段以上に周りの事を考えなければならないときがあります。問題にぶつかって,悩んでしまうときがあります。自分の考えをしっかりと発表しなければならないときもあります。協力し合うことも素晴らしさを実感するときもあります。そのような様々な場面が,全て大切な学びの場なのです。 この一年間,子どもたちを信頼し,任せられることは任せ,責任を持たせることは持たせ,子どもたちがお互いに高まりあおうとする姿を,どうか温かく見守って頂きますようお願いいたします。 |
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