最新更新日:2024/09/27 | |
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5年総合「伝統への熱き想い」…他の学年に伝統工芸や職人さんを知ってもらおう その1
総合「伝統への熱き想い」は学習のまとめとして他の学年の人たちに西大路校区にある伝統工芸や職人さんのおもいや技を知ってもらうために発表することにしました。
事前に,誰に何をどのように伝えるのかをじっくり話し合い,3年生に伝えることにしました。先日の国語の時間に発表したスピーチとポスターセッションをもとに,発表することになったのですが,そのすべてを発表することは時間の関係もあり,難しいことが分かりました。 どうしたら3年生にこの一年間学んだことが伝わり,また決められた時間で発表することができるのか,子どもたちは悩んだ末,3年生に発表するための一から台本を作ることにしたようです。担任から提案したわけではありません。自分たちで判断し,原稿をまとめ,担任に人数分のコピーのお願いに来てくれました。 そして,3年生の担任の先生にも事前に原稿を渡し,流れを伝え,さらに当日どんなものを使い,どんな発表をするから3年生にはどんな準備をしてほしいのかまで,当日までに伝えました。 3年生の担任の先生も貴重な朝学習の時間でしたが,快くお願いを聞いてくださり,子どもたちは3年生に発表することになりました。 9日(水)は京仏具のグループが発表しました。ポスターをさし棒で指したり,実物を紹介したり,5年生も学習を始めた当初はそうであったように,3年生は初めて聞くことばかりで,目と耳と心で静かに発表を聞いてくれました。 発表後には質疑応答の時間を作り,3年生の疑問に思ったことや発表をして感じたことなどを出してもらいました。この質疑応答は事前に考えていても,予期せぬものがたくさん出てくる場面です。中には,担任が見ていて「それは覚えているのかな」「そこまで細かい所まで聞いていたのかな」と思うような質問もありました。でも,そこは5年生です。自分たちが見学・インタビュー・体験したことですから,どんな質問が来ても,すぐに答えを伝えてくれました。また,どんな質問が来るかが分からないだけに,事前に質問を答える人を決めることはできません。質問には「僕が答える」「私が答える」と小声でパッと答える人を決め,3年生に答えている姿も印象的でした。 そして,無事に発表を終えました。残りの京足袋と京友禅染めについて学習を深めたグループも休み時間や放課後に打ち合わせをしている姿が見られます。また,京仏具のグループの発表の準備の仕方が伝わっているのか,当たり前のように原稿を書き,担任のところまで持ってきます。 決して授業の時間を作って,綿密な打ち合わせの時間を取ったわけではないのですが,自分たちの伝えたい思いをこのように自らの行動で示してくれることは確かな成長を感じるところです。さすが5年生という姿を見せてくれていると感心しているところです。 |
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