京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2019/03/29
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豊かな人間性の育成をめざし 互いの人権を尊重し合い「若き日に心を磨き」「若き日に身体を鍛え」「若き日に知識を広め」「若き日に友と交わり」 未来の糧を創ろう!         歩む道に迷いなし。このまま,まっすぐに・・・         3月29日(金) 離任式

『南風、吹かせ!』〜Hot wind from Mukaijima〜

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「エネルギー源はコミュニケーション」
 金魚すくいにおやつの時間、そして最後の福引きと、子どもの頃は「地蔵盆」が楽しみでした。宗教的な側面もありますが、町内安全や子どもの健全育成を願う地域の行事として京都の町に定着しています。21日(日)は、朝6時からその準備に駆り出されました。テントを建て、ガレージに茣蓙(ござ)を敷き、お地蔵さんの祠(ほこら)やテントを紫白幕や提灯(ちょうちん)で飾ります。
 帰って朝食をとり、身支度を整えて学校へと向かう頃、普段は見かけない子どもたちが集まって遊んでいました。他の地域へ嫁いだ人たちが、この際に子どもを連れて帰ってきているのです。最近はあまり聞かれなくなってしまいましたが、地域に子どもの賑やかな声がするのは良いものです。学校へ向かう途中でも、各所で地蔵盆が行われているのを観ました。子どもを真ん中に置いて地域の大人たちが笑顔で話しています。きっと子どもたちの存在を認め、行為や行動を褒めているのでしょう。「地域の子どもは、地域で育てる」これは京都市教育のキャッチフレーズの一つですが、改めてその具体物を見つけたように思いました。
 私の子どもの時分から、地蔵盆が終われば夏休みは終わりです。さて、33日間の夏休みが終わり、学校に子どもたちが戻ってきました。夏休み中も部活動に来る子どもたちに会ってはきましたが、制服を着て体育館や教室に集う生徒の姿は、夏休み中とは大きく異なります。
『ああ、やっぱりちょっとしんどいなぁ〜!』私たち教師も人間です。夏休み最終日の夜、『さあ、明日から頑張るぞ!』という気持ちと同じくらいそんな気分がありました。でも、そんな気分を吹き飛ばしてくれたのは、やっぱり生徒たちでした。朝の校門であいさつを交わしながら『しんどいなぁ〜』がドンドン小さくなっていって『頑張るぞ!』が大きくなっていきました。笑顔で会話(挨拶を含む)を交わす効果を実感した瞬間でした。同時に『子どもたちも同じように感じてくれていたらいいのに…』と思ったりもしました。
 全校集会では、行事の多い2ndステージを充実したものにして、心身共に大きく成長してほしいということを強調しました。最後にはメジャーリーガーのイチローとプロテニスプレーヤーの錦織圭両選手を話題に取り上げました。2人に共通していることとして、「夢」「信念」「継続力」「曲がったことが嫌い」という4点を挙げました。そして、次のようにまとめました。
 皆さんにメジャーリーガーを目指せとか、五輪でメダルを獲得できるような人間に成れと言っているのではない。夢や信念をもち、正しいことを持続できる人になって欲しい。そうすれば、きっと素晴らしい人生が切り拓ける。
 私のメッセージから“ヤル気”を起こした生徒たちが居てくれることを期待します。

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学校行事
8/31 小学生体験授業
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