最新更新日:2024/09/25 | |
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8年道徳の授業(9月)より〜その2〜・人間には他の動物にはない欲望がある。その為うそをついてしまう。みんなうそは悪いと知っているが,うそをついてしまう自分もきっとそのうちの一人だと思う。でも今日の授業で,うそをつく事への向き合い方がわかった気がする。ちょっとでも自分に正直に生きられるようにしたい。 ・他人にうそをつく時は自分にもうそをついているのだと思った。自分にうそをついているときの自分は本当の自分ではなく,うそをついている人(もう一人の自分)よりとても苦しいのだと思う。しかし,うそをついてしまったときは偽物の自分でいようとせず,周りの人にも告白できれば良いなと思った。 ・ウソをつくことは人間なのだから誰にでもあること。でもそのことを認める事は誰にでもできることではない。何時までも自分にウソをつき続けずに真実を認める事が大切。弱い自分を見つめ,それを受け入れることができたときに,人間は強くなり,正しい人間として認められる。 ・僕も辛いことがある時は,どうしたら自分が胸を張って生きて行けるか考えて行動したい。 ・自分の弱い心に負け続けてはいけないのだと思いました。自分の気持ちに正直になるのが大切なのだとわかりました。 ・「人は流されやすく,弱い生き物,自分のために言い訳をして表から目をそらしている」 この言葉を本で読みました。これは本当に正しいことを言っているし,これがわかっていても目をそらすことしかできないのが人だと思いました。他の人がやっていたら攻めるのに,自分がやっていたら隠そうとしてしまうのが生きにくい?世の中みたいになるのかなと思いました。 ・最終的に決めた判断は正解だと思いました。一人で,もやもやを抱え込んでいてしんどいやろなって思いました。最後に決めるのは自分で,それを公開するのはしんどいと思うけど,自分で決めたことはちゃんと自分がスッキリしていくまで判断をしていきたいと思いました。 8年道徳の授業(9月)より〜その1〜●授業内容・様子 陸上世界選手権女子100メートルにアメリカ代表として臨んだエイミー・ブラウン。幼いころからの夢である金メダルを獲得しました。 しかしその直後,コーチから知らされたのは,今まで勧められて使ったサプリメントはドーピング検査に引っかかる疑いがあるという事実...。 悩みながらも自分の弱さ・醜さを克服したエイミーの姿を通して,人間としての誇りを持って気高く生きるということ,自分の心の中にある弱さと向き合いながら,自分を信じて生きるということについて考えを深めました。 心情円を活用し,身近な例を取り上げながら,揺れ動く気持ちを可視化してみました。 8年生で実習している教育実習生も,授業を行いました。 9年道徳の授業(9月)より●授業内容・様子 今回のテーマは,アメリカで「尊厳死」とも言われている一つの死をめぐって争われた裁判について考える道徳でした。延命措置を続けるかどうかを考えるだけでなく,関わる周囲の人々の立場になって考えることで「命」についてより考えを深める授業でした。 「自分の大切な人が延命装置につながれていて回復するかわからないという場合,延命装置を外すか?外さないか?」 という,難しい問いに,9年生一人ひとりが向き合っていきます。 生徒たちは「人間の死」について真剣に向き合い,自分の思いをまとめていました。 ●生徒の感想・振返りの記述より ・命には限りがあるから楽しいことや頑張れることがあると思った。 ・大切な人が生きている間に意思を聞いて尊重したい。 ・自分自身や愛する人の最後に望むことは「一番の幸せ」です。しあわせに人生を終えたい。 ・命は重いものであり,その人の決定でしか動かせないものだと考えた。 ・自分の命をどうしたいか本人が決め,周りはそれを受け入れることが大切だとわかった。 7年道徳の授業(9月)より〜その3〜
●生徒の感想・振返りの記述より
・義務と権利の意味を理解し、踏まえたうえで、主張するべき、また優先すべきことは何なのかを考えることが大切だと思う。答えが出ないなら、やり方を変えたりするのもいいと思う。 ・義務と権利をそれぞれ主張するとき、大切なことは何かについて考えた。わたしはきちんとおたがいの意見を聞くべきだと思う。またみんなで他の方法がないか考えることも必要だと思う。 ・人によって、権利と義務の考え方、感じ方は変わってくると思う。そこで対立が起こってしまったときは、やっぱり一人ひとりの意見を尊重することが大切だと思った。そして、誰にでも自分の意見をいう権利はなければいけないものだとも思った。 ・今日の学習で、1つの事柄についても、人によって権利か義務か、感じ方が違うということがわかった。自分が2つの意見にはさまれていたとしても、どちらの意見も尊重することが大切だと思った。 ・今日の学習で、おたがいに権利や義務があるので、クラスメートの声を聴かないとわからないこともあると思った。話し合うことが大切だと思う。 ・義務と権利は深く関わっていると知った。わたしがAくんだったら、この物語でAくんが言ったことと同じことを言っていたと思う。義務か権利か、どちらを優先するのかを改めて考えたい。 7年道徳の授業(9月)より〜その2〜
●生徒の感想・振返りの記述より
・わたしだったら、正直に「いやだ」と言うと思う。理由は自分が嫌な思いをすることになるから。わたしはこの授業で、権利と義務は何が違うかがわかった。このことを他の授業でも生かしたい。 ・やりたくない人の気持ちもわかるし、やってほしい周りの人の気持ちもわかる。どっちも悪くないと思った。 ・今日の学習で、わたしは自己主張することはとても大切なことだが、自己主張ばかりして、相手の意見を尊重し、客観的にとらえるということができていないのはよくないことだと思った。 ・どちらの意見も納得できるので、この問題はとても難しいと思った。 ・Aくんはやりたくないなら、もっと主張すべきだったと思う。それでもだめなら、クラスのリーダーに行ったり、親に相談するのも方法のひとつなのではと思った。 ・Aくんは理由があるのだから、それをちゃんと投票前に言えれば、断れたのではと思った。わたしがAくんだったら、事前にやれないということを伝えると思う。 7年道徳の授業(9月)より〜その1〜
●教材「選手に選ばれて」(教科書p.13〜p.15)
●授業内容・様子 体育祭のクラス対抗リレー。その代表選手に選ばれたAくんだが,選挙で決まったあと,「出たくない。」と主張する彼に,クラスのみんなは,「決まった以上出場すべきだ。」と主張し,激しいやりとりとなった。選手としての義務と権利。Aくんのクラスはどうすべきかということについて考えました。 9年道徳より
●教材「ヒデとシンジ」(自作資料)
●授業内容・様子 中学校生活最後の夏季大会の前日。11人目の先発メンバーを考え,ため息をつくサッカー部顧問の岡田先生。 技術的に劣るものの,誰よりも努力を重ねてきたシンジか,サッカーのセンスがあり体格にも恵まれているが,家庭の事情から休みがちでメンバーに迷惑をかけているヒデか。 目標を達成するために,どこまで過程を重視するかを考え,周りの意見を聞く中で自分の考えを深めました。 ●生徒の感想・振返りの記述より ・シンジか,ヒデか,どちらも試合に出したいし,迷いました。私はシンジが良いと思ったけれど,交流し,ヒデもいいように思いました。実力がなくてもみんなが努力しているのを知ってくれているから,試合に出られるかもしれないので,努力することは大事だと思いました。 ・努力をしても才能やセンスのある人にはかなわないことがあってもその人も何かしら努力をしているわけだから,努力をしても必ずしも成功するわけではないと思った。でも努力をし続けることで成功とは違う何かが得られると思う。 ・努力が今実るとは限らなくても,いつか実るかもしれないという希望もあるし,もし努力が実った日が来たら,その時に「あの時頑張ってよかった。」ときっと思えると思うので,つらいことがあっても目指すところ(光)を夢見て,粘り強く努力を続けていきたい。そして,未来の自分が「あの時もっと頑張ればよかった。」と後悔することがないように過ごしたい。 ・自分が満足できる努力をしていきたい。もし,夢に届かなかったとしても,これまでやってきたことが無駄だって思いたくないから,努力をしてきて良かったって思いたいからです。 ・努力が結果として表れてくるまでには時間がかかることもあるかもしれないけれど,あまりにも結果が出なければ努力の方向性がまちがっていないか,ただ繰り返しているだけではないか,時々自分に問いかけてみたいと思います。 ・むやみやたらに努力するのではなく,一つの目標をもって努力したい。そうすれば,本当に必要な努力ができると思う。 ・ヒデのように結果を出すことも大切だし,シンジのように努力することも大切だけれど,どっちかに固まってしまうことはダメだと思った。 ・全てのことに対して,限界だしきるまで努力をしていきたい(悔いのないように) ・技術面で劣るところがあっても他人に認めてもらえるくらいの努力,他人に見せるためではなく,自分の為になる努力をしていきたい。 ・能力がない,迷惑をチームにかけたという一部の断面的な部分だけでなく,深くまで読み取ってからの判断は難しいなと感じた。私の部活は,コンクールとか何人しか出られないってことはないけれど,もし自分が選ぶ立場だったら,才能をほかに見せてあげるほうが見ている方もやっている方も満足するのかなと思う。 8年道徳より● 授業内容・様子 オリンピック金メダリスト,水泳の萩野公介選手。 その栄光は人知れぬ悩みや挫折を乗り越えてのものでした。 けがをきっかけに自分の弱さと向き合っていく萩野公介選手の姿を通 して,自分の気持 ちを整えるときに大切にしたいことについて考え ました。 ● 生徒の感想・ふり返りの記述より ・誰だって緊張はするし,焦ることもあると思うので,その時にどれだけ気持ちを切り替えられるかが大切になってくるなと思いました。自分なりの気持ちの切り替え方で,これから迫ってくるいくつもの壁をぶち壊して前に進んでいきたいです。 ・自分がけっこう不安に思ってたり,しんどいことって意外と気楽な気持ちになると,やることはやったんだからという前向きな気持ちになれることがあって,考え方とかで人の気持ちって大きく変わるんだなと思いました。 ・「噛めば噛むほど味のある選手」ってどういうことだろうと思いました。人によって解釈の違いはあるだろうけど,私が考えたこの言葉の意味は,押しつぶされそうになるたびに力を出していける選手のことだと思います。小さなころから努力を重ねてきたからこそ言える言葉だと思いました。 ・人は1人では生きていけなくて,気付いていなくても誰かに助けられているのだなと思いました。何でも自分1人で抱え込むのではなく,人に吐き出すのもいい事なのだと分かりました。 ・気持ち次第でやることに結果がついてこないことを改めて感じました。前向きにやれるか,楽しめるか,続けられるかは全て気持ちが左右するものなので,自分に効く整理の仕方を考えたいと思いました。 ・自分で考えて緊張をほぐせるような行動をしていきたい。これから緊張する場面が多々あると思うけれど,その時に大事なことは自信だと思いました。 7年道徳より
●教材「出船の位置に」
●授業内容・様子 ある水産高校の授業で、常に言われていたこと。それは「船が入港するとき、船首を沖へ向けて停泊する。いざという時、直ちにエンジンを始動し、一直線に沖出しするためだ。『出船の位置に』それは船乗りの心構えなのだ。」この話から、自分自身の生活を見直し、日々の心構えについて考えました。 ●生徒の感想,振返りの記述より ・今回は自分の生活習慣を改めて見直すことができた。またルールはみんなのためでもあるけど、1番は自分が快適に過ごすためと改めて思った。 ・当たり前のことをずっと続けることが難しく、大切だということを知れた。もっと当たり前のことを当たり前にしていきたい。 ・人のために行動するということは、これからの社会に役立てるようにするための種になると思うから、意識して生活していきたい。 ・自分の何気ない言動は,だれかの心に響いていると作者は伝えたかったのだと思った。 ・日常の1つ1つの細かいことでも,しっかり丁寧に行えば,あとから真の自由を得られるということ。このような心構えの意味がこめられていると思った。 ・今日の道徳で、生活を見直すことができた。当たり前のことを習慣づけることで、生活もよくなるとおもった。 ・今回の学習で、自分の生活習慣を見直すことができた。思った以上にいい生活ができていないなあと思った。自分も「出船の位置」を意識したいと思う。 ・改めて、自分の生活を見直せた。課題があったので、それを達成できるように、生活のリズムを整えたい。 ・今日の道徳を終えて、一人一人が自分のことだけを考えるだけでなく、常に相手のことを意識して行動することが大切だと考えた。相手のことを考えずに行動したら、相手に迷惑がかかるからだ。 ・ものごとをするには、次の人のことを考えたり、最初が大切だと思った。当たり前のことをできるように心がけることが大切! ・最初から好きにしていたら、あとから大変なことになるので、努力を大事にしようと思った。 なお,写真は廊下に掲示された授業の振返りときっちり揃えられたトイレのスリッパです。続けていきたいと思います。 「道徳教育交流月間」
6月は「道徳教育交流月間」です。中学校では各学年とも,木曜日に「特別の教科 道徳」の授業を実施し,生命を大切にする心や他人を思いやる心,善悪の判断などの規範意識等の道徳性を身に付けることなどについて,考え,議論する授業を実施しています。
各学年の様子を見ていると,教科書を中心に,映像や画像,関連付けの資料なども使い,工夫した授業づくりを試みています。 そこで,授業の様子を,子どもたちの振返りも含め,紹介していこうと思います。そして,ご家庭でも子どもたちと話すきっかけとしていただけると幸いです。 写真は,高倉小学校6年生が,生け花体験で活けてくれたものです。校内のあちらこちらに飾ってくれました。 |
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