9年生は,受験前のプレッシャーがかかるこの時期に,日頃より支えてくれている家族の大切さを再認識し,それぞれが家族の一員であるということを自覚することをねらいとして道徳をおこないました。資料として,You Tubeで世界中に流れているタイの生命保険のCM「無言の愛」を使いました。これは,聴覚障害者である父親と娘の心模様が3分間の映像の中で展開され,最後に「最高の父親なんていうものは存在しないかもしれない。でも,子どもをかけがえのないほど愛している父親はいるんだ」というメッセージが流れます。子どもたちは食い入るようにこのCMを見,中には涙を流す生徒もいました。「普段は伝えられないことだけど家族の大切さをいつも感じて生きていきたいと思う」「言葉にしていなくても,いつも支えてくれている両親に感謝の気持ちを伝えたいと思う」「普段偉そうに言って困らせているけど,映像を見て自分の親の存在がとても大きいことに気づいた」「近い存在の人ほど,気づくことができない愛があるんだと思った。その愛に気づけたときに『ありがとう』が言えたらいいなと思った」などの感想がありました。この道徳をきっかけに身近な家族に感謝の気持ちを伝えられたらいいなあと思います。授業の最後に書いた「家族への感謝のメッセージ」は卒業式にも掲示する予定ですので,ぜひご覧ください。