最新更新日:2024/09/25 | |
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入学式式辞
拙文ではございますが,ご要望がありましたので式辞を掲載いたします。
式 辞 寒い日が続く毎日でしたが、ようやく春らしく暖かい日が続き、校内の桜も満開となりました。 本日、あいにくの雨模様となりましたが、京都市教育委員会、並びに地域のご来賓の皆様、多数の保護者の皆様のご臨席を賜り、平成二十八年度,京都市立嵯峨中学校の入学式を盛大に挙行できますこと、厚く御礼申し上げます。 百八十三名の新入生の皆さん、入学おめでとうございます。教職員並びに在校生一同、皆さんのご入学を心より歓迎いたします。 昨年、十二月に、嵯峨・嵐山・広沢の三小学校の六年生が一緒になって、嵯峨中学校で、中学校の先生による授業を体験したり、部活動を見学したり、生徒会の先輩から、学校紹介を聞いたりしました。少しは嵯峨中学校の様子がわかり、本日の入学式をむかえることができたのではないかと思っています。 さて、皆さんの入学にあたり、嵯峨中学校で大切にしてほしいことを三つお話しします。 一つめは、何事にも一生懸命取り組んでほしいということです。嵯峨中学校では、「一生懸命はカッコいい」を合言葉に、120%の力を出し切ろうといろいろなことに取り組んでいます。勉強も部活も行事も、しんどい、面倒くさいことをするなかで力がつくのだと思います。楽なところで妥協したり、あきらめたりしないでください。 二つめは、授業を大切にしてほしいということです。今から学習するなかでつけていく学力は、十年後に皆さんが社会で活躍するために必要な力です。身につけた知識や技能をもとに、それらを活用して課題を解決したり、自分の考えを表現したりする力が必要となります。三年後の進路実現の際にも、これらの力が大きく問われるようになると思います。 三つめは、人とのつながりを大切にしてほしいということです。嵯峨中学校では、同級生や先輩、地域の方々など多くの人と関わる取り組みを行っています。相手のためを思う気持ちを持ち、よいつながりを築けるようにしてほしいと思います。 次に、保護者の皆様にお祝いを申し上げます。 本日は、お子様のご入学、誠におめでとうございます。心よりお祝い申し上げます。 中学校時代は、成長のもっとも著しい時期であると同時に、心が不安定で揺れ動く時期でもあります。甘えたり、反発したりしながらも自立の道を歩んでいきます。 お子様の健やかな成長という共通の願いの実現に向けて、ご家庭と学校が信頼関係を結び、協力してお子様の成長を支えていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 また、本校は、「嵯峨中パレード」をはじめとする地域との協働による取り組みを行っております。これらの取り組みを通して育まれた、忍耐力や集中力などが学力向上にも反映されていると思っております。 さらに、三小学校と嵯峨中学校で小中一貫校「京都嵯峨学園」を形成し,教育活動をより充実させるために連携を密にしております。 保護者の皆様におかれましても、これらの嵯峨中学校の教育活動をご理解いただき、ご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。 最後になりましたが、ご来賓の皆様方に一言、御礼申し上げます。本日は、公私ご多用のなか、本校入学式にご臨席賜り、まことにありがとうございます。 今後とも「地域とともにある学校づくり」を学校経営方針に掲げ、取り組みを行っていきたいと考えております。より一層のご指導、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。 それでは、新入生の皆さんひとりひとりが、中学校生活を通して、心豊かでたくましく成長されることを願って私の式辞といたします。 平成二十八年四月七日 京都市立嵯峨中学校 校長 小滝 俊則 |
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