最新更新日:2024/09/20 | |
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1人ひとりの夢を実現できる社会に
北山通りのイチョウの葉がすっかり黄色に変わり,冷たい風とともに12月の訪れを感じさせます。
旭丘中学校の生徒は,自分の将来の夢を実現するために毎日勉強に励んでいます。しかし“夢”をすべて無残に打ち砕く“戦争”が生徒の祖父母の時代にありました。世界中で老若男女を問わず,おびただしい数の命が奪われ,さらに人権の無視や軽視により,人類の良心を踏みにじる野蛮な行為が繰り返されました。 戦後間もなく設立された国際連合はその悲惨な体験から,平和の実現のためには人権の保障が必要であり,平和の実現なくして人権も保障されないとして,1948年12月10日に「世界人権宣言」を採択し,1950年に12月10日を「世界人権デー」と決議しました。我が国では,12/4〜10を「人権週間」,京都市では12月を「人権月間」と定め,“人権という普遍的文化”を地域や社会に確立しようとする取組が行われています。 旭丘中学校の生徒には,しっかり勉強し,健康な体をつくり,自分を大切にし人も大切にする心を養って,自分の“夢”を実現できる力を身につけてほしいです。同時に「1人ひとりの“夢”を実現できる社会」つまり「人の力・能力が正当に評価される社会」を築くためにも,「人権を大切にし,どんな差別も絶対に許さない心」を育ててほしいと切に願います。 |
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