京都市立学校・幼稚園
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理科より 〜DNAとPCR検査〜 その1

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昔,ある人が言いました。

「親と子供って,なんで似てるんかいな?」

確かに,ヒトでも動物でも,多くの場合親と子供の姿かたちは似るものですよね。
でも,普通ならそんな疑問も「まあ,そういうものじゃない?」って言って何だか分からないまま過ごしてしまいそう。

しかし,その疑問を解決したい!そんな気持ちに駆られた人たちがいました。そう,科学者たちです。
科学者たちはある仮説を立てました。「親から子供に受け継がれる(遺伝する)『何か』があるのではないか?」

こうして,科学者たちによる遺伝子の研究が始まったのです。


1900年にこの遺伝子の概念を発表したオーストリアのメンデルさんをはじめ,実に多くの科学者が研究してきました。そして,1952年。アメリカのハーシーさんとチェイスさん二人の実験により,次のことが証明されました。
「親と子の姿かたちが似るのは,DNAという物質が受け継がれるためだ」
今からまだ70年前の話です。


DNAとは,生物の体をつくる細胞に保管されている物質で,その生物の姿かたちを指定する設計図のような役割があるのだそう。
DNAたくさんの分子がジャラジャラと連なった鎖のような見た目をしているので,いわば,その生物の設計図が載っている巻物のようなものですね。

生物同士の姿かたちが違えば,その生物が持っているDNA設計図の内容も違います。
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