最新更新日:2024/06/26 | |
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生徒指導主任の先生のお話(全校集会)
生徒会からのアピールに続き,生徒指導主任の先生のお話がありました。自分で書かれた書を見せながら,今生徒達に求められているのはどういうことか,などのお話でした。
「生徒会の新旧交代式のときに,前生徒会長がこの場で凄い演説をしました。彼女はそのとき,凄い空気感,雰囲気を作っていました。覚えていますか。今も皆さんからいい空気を感じています。 『空気とは何か』。中学校の授業は,教科毎に先生がかわり,先生毎に空気が違うと思います。なぜだと思いますか。この嵯峨中学校に来て,みんなが一生懸命に聞いてくれる空気感が凄く,なぜこのような空気を作れるのだろう…と不思議だったんです。『空気』について研究されている方もおられます。本を読んで調べました。突き詰めていくと,どうやら新しい言葉のようです。これまでの『世間』ということばが少し崩れて出来たようです。 『世間』には,贈与・互酬,長幼の序,共通の時間間隔…など五つが含まれています。つまり,頂いた物は返す,という感覚。年長者を敬う,という感覚…などです。今までは『世間』に守られてきていたが,今は社会がどんどん変わってきています。瞬時に世界と繋がります。皆さんが働く頃には,世界の人と交流出来て当たり前になっていくでしょう。これからの人たちは,横の人と,縦の人と…誰とでも繋がることが出来ないとだめです。そんな時代に皆さんは生きています。学習指導要領も変わりますね。大学入試も変わります。いろんなことを変えていかないといけないのは,この『世間』が崩されつつあるからです。 皆さんには信じるものを持ってほしいと思います。皆さんがこれから社会に出て行ったら,海外の人と関わっていかないといけません。隣の人のあそこが嫌だ,とか,気に入らない,とか言う時代ではありません。仲間として共通点を見つけていかないといけないのです。周りの人みんなと繋がって共有出来ていかないといけないのです。自分の思いを隠さずにどんどん出し,相手の気持ちも聞き,議論をしていきましょう。大事なところは自分の意見をしっかり伝えることです。学校での学び全部必要です。 いろんな人と繋がるために,今年1年頑張ってください。」 |
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