最新更新日:2024/09/25 | |
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HARUの歌と講演会 (人権学習1年生)
1年生は,今日の5.6限,人権学習でした。すぎたさんとたなかさんのお二人で作られた音楽ユニット「HARU」をお招きし,講演会をひらいていただきました。
拍手で体育館へお迎えし,まずはお二人が自己紹介です。すぎたさんは京都市立の中学校出身で,中学生と小学生のお父さん。たなかさんは大阪出身で,生まれつき目にご病気がおありで,まわりはぼんやりと見える程度,自分の周りだけがわかっている,とおっしゃっていました。 お二人は大学で出会われて,そこからユニットを組み,オリジナルの歌を作って歌っておられます。すぎたさんは,「たなかさんに障がいがあるから一緒にやっているわけではなく,一緒に歌おうと思う人がたまたま目が見えづらいというだけ」とおっしゃっています。そんなお二人が「HARU」であり,健常者側と障がい者側の両方から語り,自然なやりとりを交わしながら生徒達に伝えていく,というのが今回の企画です。 たなかさんは,白杖で地面をたたきながら歩いている人は,見え方が厳しいのだと思っていいので,「一緒に歩きましょうか?」などと声をかけてほしいです,と教えて下さいました。白杖を持って移動されている人を見たら,どうするか,っていうことを前の人権学習の時間にみんなで考えましたが,その答えを教えていただいたように思いました。 5枚の硬貨を触って金額をあてる,というのを,たなかさんと一人の生徒が勝負しましたが,たなかさんの勝ちでした。触っただけで値段を知るというのは,私たちにとっては難しいことなのですね。 生徒からの「尊敬する人はいますか?」という質問には,たなかさんは,「身近な,たいていの人を尊敬する」とおっしゃっていました。また,「音のない横断歩道はどうやって渡るのか」という質問には,「車の音をあてにする」との答えが。人はたまに赤信号でも渡ってしまうので,人をあてにすると間違うこともある,との言葉に,私たちがきちんとルールをも守って行動することが,視覚障害者の人の命を守ることにも繋がるのだと気づかされました。 生徒達からの積極的ないろいろな質問一つひとつに真摯に答えて下さいました。5限はこのような感じで講演会が進み,休憩の後,6限はライブでした。 たなかさんは,ピアノ,ギター,ハーモニカ,ピアニカ,といろいろと楽器を操って私たちを楽しませてくださいました。 歌って下さった歌は, ・君のそばで息をしよう ・翼はなくても ・カントリーロード ・嘘は簡単 ・僕を救ってくれたのは ・夕焼け の6曲でした。思いのこもった数々の歌の中に,みんなで歌える歌も交えて下さり,あっというまに歌の時間が過ぎていってしまいました。 |
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