幼稚園日記

園長とちょこっとおはなし会

公開日
2022/03/14
更新日
2022/03/14

園長室より

 年長組の子どもたちの修了も間近となってきました。毎年この時期に幼稚園の思い出や将来の夢について話す機会を設けています。コロナ禍であるため,園長室に2人ずつ入り,ほんの5分程度の「園長とちょこっとおはなし会」を行いました。
 この学年は,元有隣小学校の園舎で,教育相談(ひよこ組)を経験し,引っ越し後,新園舎で4歳児で入園しました。楊梅幼稚園はどうだった?という問いかけに,子どもたちは全員,「楽しかった!」と。ひよこ組を経験して3年間通った子どもも,2年間,あるいは,年度の途中で転入園した子どもも,みんなが楽しかったという思いをもってくれていることに私も大変うれしくなりました。
 次に幼稚園で一番うれしかったことを尋ねるとほとんどの子どもたちが「友達がいっぱいできて,一緒に遊べたこと」と答えました。他には「竹馬のサッカーでたくさんゴールができたこと」や「ジャックと豆の木の劇をしたこと」「こまが回せたことや竹馬に乗れたこと」がありました。幼稚園での集団生活を経験し,友達ができたことや一緒に遊べたことを一番うれしかったことに挙げたことは何よりよかった!うれしい!と私の心に響きました。また,何かができるようになったことも達成感を感じ,それらが自信となり,進学して心の土台になっていければと思いました。
 さらに幼稚園で困ったことや嫌だったことも質問しました。「友達がいつも追いかけてきたことが嫌だった」というAちゃん。そのあと,どうなったの?と尋ねると「う〜ん…だんだんそれも楽しくなっていった」とのことでした。また,Bちゃんは「友達に意地悪をされたこと」と。そしてその後は?と尋ねると「自分で『やめて』と口で言えるようになった」と言いました。AちゃんもBちゃんもいろいろな葛藤があったと思います。その中で,自分なりに考えたり,勇気を出したりし,解決に向かっています。もちろん,先生たちが助言したり,関わったりしたこともあったと思われます。しかし,自分で乗り越え,切り拓いていったことはとても大きな力です。また,業者弁当で嫌いな魚があったことを挙げたCちゃん。でも食べたら大丈夫だったことも伝えてくれました。幼稚園時代に困ったことや嫌なことを避けるのではなく,向き合い,自分なりに乗り越えた経験はこれから先も生かされていくと応援の気持ちでうなずき,最後はよかったね,すごいねと伝えました。
 質問の最後は将来,なりたいものでした。「パティシエ」「ケーキ屋さん」「お花屋さん」に次いで「警察官」「消防士」「気象予報士」「歌手」などがありました。おいしそう,楽しそうと夢が広がるお菓子関係です。そして「警察官」は実際にパトカーに乗って仕事をしているのを見て,とても忙しそうだったから自分も手伝いたくなったそうです。「消防士」は自分の家の近くで火事があり,活躍する消防士を見てかっこいい!と思ったそうです。社会の様子に目が向き,自分がなりたい,やってみたいという思いを幼児期からもっています。また,歌手になりたいDちゃんは,「(下京雅小学校の)ヒューマンフェスティバルでも言ってたでしょ」と話しました。幼稚園を代表して,小学校のアリーナで自信をもって自分の夢を発表してくれたことを思い出しました。
 子どもたちが幼稚園で経験したことを糧に,進学しても,そして大きくなっても,はばたいて,それぞれの夢がかなうことを願い,用意していた千代紙の鶴を一人ずつにプレゼントしました。日本古来、折り鶴は夢がかなうことを願ってつくるものだということも伝えました。そのあと,子どもも和紙で鶴を折り,その日は2羽の鶴を持ち帰りました。