「幸せになろう」−冬季休業前全校集会にて
- 公開日
- 2012/12/21
- 更新日
- 2012/12/21
校長室より
12月は人権月間です。校門にも看板が出ていますがなんて書いてあるか知ってますか。さて、人権とは、何でしょうか。校門の看板を見ると、あなたもわたしも大切にされることだということが書かれています。日本国憲法には、人権とは、だれもが一人一人大切にされること、そして、大切にされるものは、生命、自由、幸福を追求していくことであることが書いてあります。
では、幸福あるいは幸せとはなんでしょうか。なかなか一言では言えません。よく似た言葉に喜びというのがありますが、サンマのほんまでっかテレビの評論家の先生方によれば、ずいぶん違うのですね。
喜びとは気持ちよいものであることがはっきり感じ取れるものですが、いわばその時その場限りの感情です。時には、喜んだと思ったとたんに、ショックなんてこともありますね。幸福とはその点、じわじわっと感じられて、そして続くものなのです。
幸せとは人一人では決して実現させることはできません。自分が幸せであるためには、家族とか仲間とかも幸せでなければいけないのです。君たちがしんどい目をしていて家族が幸福なはずはないしその逆もない、戦争のさなかに自分一人が幸福であるということはない、クラスで一人がいじめられていてそのクラスは幸せなクラスであることはあり得ない。人に苦しみや嫌な思いをさせて、たとえば、通りすがりに、いけずなことや、脅しみたいなことを言っておいて、ざまぁみろと、一時の快感を感じる人もいるかもしれませんが、その人は間違いなく不幸です。
自分が幸せになるということは、同時に、人を幸せにすることでもあります。ちょっとした一言が、例えば「ありがとう」や、「この前ごめんな!」というような一言、あるいは、あなたの、ニコッとした笑顔が、仲間や周囲にいる人たちにじわっとあったかいものを感じさせ、そんな雰囲気があっちこっちにしみついてきたら、幸せなクラスや幸せな学校ができるのです。
もちろん、とても幸せなんて感じられないと思っている人もいるでしょう。でも、その人が、「そやけど、なんとかするわ」って思えるように、そばにいるあなたは、声かけできませんかね。また、立ち直ろうとするあなたを見て私も元気もらえたって言えるようにしてもらえたらいいな。
寒い年の瀬、冬至ですが、じわーっとあたたかいものをお互いにまき散らし合って、ゴミはしっかり掃除して、新年を迎えてほしいと思います。
メリークリスマス、そして、よいお年を。