ちょっといい話—3—
- 公開日
- 2010/09/30
- 更新日
- 2010/09/30
学校の様子
心があたたかく,幸せな気持ちになるお話の続きです。
☆ある日,近所の保育士をしている娘さんから「こんにちは」と声を掛けられた。話をするうち,障がい者であるうちの息子が元気でがんばっているか気遣いをしてくださった。若い頃は自分のことで精一杯であろうに,息子のことを覚えていてくださったことは,とてもありがたく,こころ温まった。また,娘さんが優しい女性に成長されたことをうれしく思った。
☆その日は,夜遅くまで出かける用事があり,帰りは午前1時をまわっていました。雨なのに傘を持っていなかった私は,交差点の信号で「早く変わらないかな」と待っていました。道路には,信号で止まっているトレーラーがいて,「こんなに遅くまで働いている人は大変だな」と思いました。しばらくして信号が変わり,足早に家へと向かっていると,私の横で車のブレーキ音がします。顔をあげてみると,さっきのトレーラーらしき車で,助手席の窓が開いています。「濡れちゃうで,この傘持っていって! もういらん傘だから!」そう言って透明なビニール傘を差し出してくれます。正直,びっくりしました。あの交差点から,わざわざぐるっと回って見ず知らずの人のために傘を貸してくれるというのですから…。本当にうれしい出来事で,少しの思いやりがこんなにも人を温かな気持ちにさせるのだと改めて思いました。
☆ある日,親子で散歩に出かけたときの出来事です。途中で雨の中,たくさんの新聞やダンボールなどのゴミ出しをしているおばさんに出会いました。雨の中,大変そうだなあと思っていたそのとき,息子がさっとおばさんのお手伝いをしに走っていったのでした。驚きました!本当に!息子は息子で,私の知らないところでこんなに成長しているのかと。親バカと思われるかもしれませんが,息子が思いやりのある子に育ってくれていることに,感謝の気持ちで一杯の1日になりました。
何気なく過ごしている毎日の中で,また,当たり前のように過ぎていく時間の中で,ちょっとした心遣いが,こんなにも人を幸せに豊かにしてくれるのだなあと,あらためて気づかされました。「傍若無人」「他者不在」といわれている現代社会…。まだまだ捨てたものではないなあと,力がみなぎってきました。「人がそこにいるということ」を常に意識し続けていくことが,人と人との豊かな関係づくりには必要なのだとつくづく思いました。