学校日記

8月15日 あなたは,どのような思いでこの日を迎えましたか…?

公開日
2010/08/16
更新日
2010/08/16

学校の様子

 『私が原爆に身をさらしたのは,16歳と9ヶ月の時でした。お天気が良いときは,誰でも心は晴れますが,毎年8月9日,この日だけは,太陽がぎらぎら照りつけるほど,私の心は曇ります。1945年8月9日午前11時2分,ちょうどそのとき,長崎の空はきれいに晴れていて暑かったからです・・・』

 これは,ちょうど一週間前の8月9日(月),長崎の平和祈念式典で,被爆者代表の内田安信さんが,今は亡き同級生に思いを込めて朗読した「平和の誓い」の前文です。内田さんは,親しかった同級生の家にたまたまいたときに,原爆にあいます。爆風に飛ばされ気を失います。そして「助けて!助けて!」という級友の声に正気に戻ります。その声のするほうへいくと,級友は崩れた屋根の下敷きになっていたのです。

「悲しくて涙を振り払いながら持ち上げようとした…。思い出すと言葉が詰まる。ようやく救出したが,全身やけどで真っ赤になっていた。しかしその晩,息を引き取った…。」

 その光景が今も脳裏に焼きついているということでした。思い出したくもないことを,何故私達に伝えようとしてくれているのでしょうか?今から65年前に,第2次世界大戦が,多くの人の悲しみと怒りと後悔と,そして悲惨な状況を多く残したまま,終戦を迎えました。「人が人でなくなる」戦争を,2度と起こしてはなりません。
 今を生きる私達・・・。内田さんたちの思いを風化させてはいけないと思いました。