春日丘中学生 439名に向けて 〜「人権」のお話〜(人権講演会・保護者懇談会)
- 公開日
- 2013/12/05
- 更新日
- 2013/12/05
学校の様子
12月4日(水),人権週間の初日に「人権講演会」と「保護者懇談会」を行いました。今回は,日本自立生活センターでピアカウンセラーのお仕事をされています「矢吹 文敏」さんから,「障害者に対する差別の問題」について講演をしていただきました。矢吹さんは,生まれつき骨が弱い「骨形成不全症」という病気にかかり,不自由な思いをしながらもたくましく・優しく生きてこられました。温かく静かな語り口調の中に,社会の中で共に生きていくことへの熱と光を感じました。矢吹さんのその思いは,生徒・教職員,そしてご来校いただきました保護者・地域の方々の心に十分に沁みていきました。以下に,各学年から1名の生徒の感想文を紹介します。
<生徒感想文>
・今日の講演会での矢吹さんの話を聞いて,たくさんのことを学ぶことができました。私がいつもやっていることが,矢吹さんにとってはとても大変で苦労することがたくさんあることを知りました。矢吹さんが,「1日中,車いすで生活してごらん」と言われました。想像してみると,自分の家には段差があるし道幅も狭いから動くのが大変で,何をやるにも人よりもいろいろなことをしなければいけないということがあらためてわかりました。
「1つ1つの奇跡が今の私たちをつないでいる」,私はこの言葉が一番心に残りました。なぜなら今自分が生きているのは,1つ1つの奇跡の積み重ねがあってのことだからです。たとえばお母さんとお父さんが出会ったこと,もっともっと昔から言えば先祖の人たちがいなければ私は今生きていない。そう思うと,いろいろな奇跡が重なり私がいる。そのことを思うと,いろいろなことに「ありがとう」という気持ちになりました。これからもこの気持ちを忘れずに,1つ1つの奇跡を大切にしていきたいです。(1年生)
・今日は僕たちのために,貴重なお話をしてくださりありがとうございました。矢吹さんのお話を聞くまでは,障害のある人のことを何も知らないのに,「かわいそう」とか思うときもあったけれど,今日のお話を聞いてそれは一方的で上から目線で失礼だということがわかりました。矢吹さんが「余計なお世話な時もある」とお話ししていたのを聞いて,ハンディキャップのある人が自分でできることは助ける必要はないし,もしも自分の力だけではできないことがあった時には助けようと思いました。
日常生活を送っていく上で,僕たちはお風呂に入ったり運動したりあたり前にできると思っていたけれど,そういうのも奇跡なんだと思いました。今まで30回くらい骨折したと聞いてとても驚きました。足を持たれたり,手を動かしたり,くしゃみをしただけで骨が折れるというのは,僕も骨折したことがあるけれど,とても痛かったしあの痛みがすぐに起こると考えると,とてもつらいことだなあと思いました。これからは矢吹さんが話してくださったことを考えながら,1つ1つのことを大事にしようと思いました。これから将来,高校に行ったり,大学に行ったり,仕事をしたりしていく中で,ハンディキャップのある人とのかかわりも増えてくると思います。そのようなときには,今日のお話を忘れずに心がけていこうと思いました。(2年生)
・今まで,障害のある人に対して「かわいそう」とか思っていたけれど,今日の話を聞いて無意識のうちに上から目線になっていたんだと思い,申し訳ない気持ちになりました。自分が生まれてきた奇跡,ほかにもたくさんの奇跡が重なって,今の自分があると考えるとなんだかうれしく思いました。これからもこの命を大事にしていこうと思いました。(3年生)
〜講演会より〜
☆『自分の奇跡=それは,自分の誕生』
☆『それぞれの奇跡,それぞれの偶然,奇跡の積み重ね』
☆『間違った情報は,人の価値観を狂わせる』
☆『上から目線は偏見を生み,偏見は差別を生み,差別は格差を生む』
※矢吹さん,お忙しい中,春日丘中学校生徒のためにご講演していただきありがとうございました!