ちょっといい話—132—
- 公開日
- 2013/07/24
- 更新日
- 2013/07/24
学校の様子
「キング・カズ」こと、サッカーの「三浦知良」選手。46歳になった今も、現役選手としてピッチ狭しと走り回っています。年齢を重ねるごとに、衰えるどころか更にサッカーに対する情熱が熱く沸き起こっているようにさえ感じます。
今日はカズ選手の、そんなサッカーに対する冷めやらぬ情熱を感じさせてくれる「エピソード」がありましたので紹介します(「感動する話」より)。瞳を輝かせながら、熱く語るサッカー好きの「カズ」少年が、いつも変わらずそこにいるように感じます・・・。
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【サッカーの話】
Jリーグが始まった年だから、もう何年前になるんだろう・・・。
名古屋の焼き肉屋へ家族で行ったときのこと・・・。座敷席にカズさんと北沢選手と、数人の女の子がいた。多分遠征中だったのだろう。当時、高校生の俺の小学校三年の弟はサッカーをやっていた。せっかくだからと、尻込みする弟をカズさんの前へ連れて行き
「お楽しみのところすいませんが、弟がサッカーやっているんで、何か言葉をいただけると励みになるのですが・・・。」
と厚かましく言った。
カズさんは「おっ!サッカー少年か!」
と楽しそうに言いながら、座敷席の奥からわざわざ立ってこちらへ来てしゃがみ込み、弟と目線を同じ高さにした。
「サッカー少年は勉強がよくできるかい?」
と、いきなりキングは弟に聞いた。
弟の成績はそれなりによい。弟はうん、と答えた。
するとキングは
「頭のいいやつは、トップ下MFがあってる」
と、カリオカ、ラモスの名前を挙げた。さらに何かを言おうとするキングに、連れの女の子が
「ねえまだー」
と露骨にいやそうな顔をした。カズは、振り返って一言いった。表情は向こう向きだったから、わからなかったが、多分厳しい顔をしていたのだろう。
「うるさい!俺たちは今、サッカーの話をしているんだ!!」