学校日記

世界人権デー ちょっといい話—107—

公開日
2012/12/10
更新日
2012/12/10

学校の様子

 本日12月10日は「世界人権デー」です。今から64年前の1948年12月10日,国際連合第3回総会で「世界人権宣言」が採択されました。「戦争が最大の人権侵害である」と,2度の大きな世界大戦の苦い経験から出されました。たくさんの大切な命が奪われました。それに気づくには,あまりにも大き過ぎる代償でした。
 2つの世界大戦の反省から出された「世界“人権”宣言」…。ではなぜ「世界“平和”宣言」としなかったのでしょうか?今私たちが住んでいる日本は,真の“平和”と言えるでしょうか?ただ単に,「戦争がない」状態のことを,“平和”と言うのではありません。真の“平和”とは,「一人ひとりの人権が大切にされている」状態のことを言うのです。そのことからも「世界“人権”宣言」の出された意味をもう一度考え直す必要があるように思います。
 先週は人権学習や人権講演会で,集中して「人権」について考えました。「自分を,人を大切に」し,「自分が,人が大切にされる」世の中の実現を目指して,これからも人権について一緒に考えていきましょう!

 本日は雪がちらついていますが,「ちょっといい話」(「感動する話」より)で心を暖めてください。些細な出来事だったかもしれませんが,大きな喜びを感じた瞬間だったはずです。「うれしい」と感じるときは,やはり「自分が大切にされている」と感じたときなのですね・・・!
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            『クリスマスの思い出』

 あれは4年前のクリスマス。当時おもちゃ屋で働いていた私。
その日はクリスマスということもあり、顔を上げる暇もなく、次々できる長蛇の列を相手に、会計→包装→お渡しの作業を繰り返していました。
 その時、いつもは気をつけていたのですが、ふとした不注意で、値札剥がしの道具で指を切ってしまったのです。しかし、バンドエイドを取りに行く暇もなく、かといって、そのまま作業を続け、クリスマス包装に血をつけてしまうのも許されないので、近くにあったセロテープを代用として巻き、作業を続けていました。

 そのまま何人かのお客様の対応を行い、いつものように次のお客様の会計を済ませようと、「○○円になります」と伝えると、お金と一緒にバンドエイドがでてきました。私はビックリして顔を上げると、そのお客様は何も言わず笑っていらっしゃいました。ビックリしたのと、嬉しさと、その方の気遣いや優しさで、涙目になってしまいました。そのことを気づかれるのが恥ずかしくて、下を向いたまま、何度も頭を下げ、お礼を言いました。

 顔も覚えておらず、ちゃんとお礼を言えなかった事を後悔しておりますが、今でもクリスマスが来ると、必ず思い出す、温かい思い出です。