ちょっといい話—96—
- 公開日
- 2012/10/26
- 更新日
- 2012/10/26
学校の様子
来週の木曜日から11月になります。早いもので、今年も後残り2ヶ月となります。11月からは「完全下校」の時間も変わります。本当に最近暗くなるのが早くなりました。季節は確実に冬に向かっているようです。
★部活動終了時刻・・・17時、完全下校時刻・・・17時10分
今日の「ちょっといい話」は、涙の出るお話です。じっくりとかみ締めながら読んでください(「心温まる話」(クラブ週報 2001年7月25日号)より)。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『Kちゃんの浴衣』
インターネツトで知り合ったY子さんは石川県小松市の養護学校の先生。その学校の高等部の「Kちゃん」は小さい時の高熱が原因で手足が不自由になってしまいました。
ある時、Kちゃんのお姉さんが結婚することになりました。結婚式に出るのを楽しみにしていたKちゃんにお母さんは
「結婚式には出ないで欲しい」
と言いました。お姉さんが肩身の狭い思いをするのでは・・・と心配したからでした。
悲しんでいるKちゃんにY子先生は
「お姉さんにプレゼントをつくろうよ」
と言いました。そして真っ白な布を夕日の色に染めて浴衣を縫ってプレゼントすることにしたそうです。
針で何度も指を刺してしまい、練習用の布が血で真っ赤になってもKちゃんは
「おねえちゃんへのプレゼントだから・・・」
と言って体を壊すのではないかと思うくらい一生懸命に縫い続けました。
出来上がった浴衣を宅急便でお姉さんに送ってから二日後、お姉さんからY子先生に電話がありました。Kちゃんと一緒に結婚式に出て欲しいと言うのです。
結婚式のお姉さんはとても幸せそうでしたが、まわりの人たちは、Kちゃんを見てひそひそ話をしていました。やっぱり出ない方がよかったかしらと思っていた時です。
お色直しから出てきたお肺さんは、なんとKちゃんが縫ったあの浴衣を着ていたのだそうです。お姉さんはお相手の方とマイクの前に立ち
「皆さん、この浴衣を見て下さい。手足の不自由な私の妹がこんな立派な浴衣を縫ってくれたので・・・。妹は私の誇りです・・・」
式場は大きな拍手で一杯になりました。
Y子先生はその時のKちゃんの笑顔とお母さんの感激の涙が今でも忘れられないそうです。