学校日記

ちょっといい話—91—

公開日
2012/09/21
更新日
2012/09/21

学校の様子

 第2回定期テストが終わりました。まずはテスト勉強お疲れ様でした。来週にはテストも返ってくると思いますが、この機会にこれまでの自分の学習姿勢について見つめなおしてください。
 来週からフェスティバルに向けての取組もスタートします。ここでもう一度、日々の1時間1時間の授業にどれだけしっかりと取り組んでいくのか、志を高く持って自分に厳しくあり続けてください。行事だけでなく授業の中で、共に学びあう学級・学校を目指していきましょう!
 さて、テストで疲れた体を休めるために「ちょっといい話」を紹介します。相手の気持ちになって考えていくことが、人の信頼を勝ちとり、人がそこに集い、温かい雰囲気をかもし出すことになるというお話です(「心温まる話」より)。
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              「心のこもったサービス」

 とある町にある、病院の院長が高齢のため引退した。
その後、そこで働いていた、若い医師が後を継いだのだが、経験豊富な前の院長に腕でかなうわけもなく、常連のお客さんたちが、離れてしまいそうだった。さらに困ったことに、長年通ってくれている常連のお客さんたちが、こう言い出した。

 「先生、もう歳で病院の階段は、きつくて登れませんわ。」

そう、この病院はビルの2階にあって、 エレベーターもついていなかったのだ。病院には、エレベーターやエスカレーターを備えるお金はなかったので、若い院長はとても困ってしまった。このままでは、お客さんたちは、どんどん離れていってしまう。病院存続の絶体絶命のピンチ。

 ところがその後、病院は前よりもさらに繁盛するようになった。もちろん、院長の腕が上がったわけではなく、エレベーターやエスカレーターを設置したわけでもない。階段も急できついままなのに、お年を召したおじいちゃん、おばあちゃんたちがたくさん通ってくるのだ。なぜかと言うと・・・、
 お客さんが病院の階段の下まで来て、インターホンを押すと、若い院長や看護婦さん自ら、階段の下までやってきて、お年寄りの手を引いて、一緒に階段の上まで上ってくれるのだ。おかげで、

 「あの先生はいい人だ、あの病院はいいところだ」

と、すごい勢いで口コミが広まり、以前よりも繁盛するようになった。おじいちゃん、おばあちゃんたちは治療の腕前や、エレベーターを設置して問題を解決してくれる以上に、階段がきつくて大変な気持ちをくみ取ってくれたことが、とても嬉しかったようだ。
 その後、若い院長は、寝る間も惜しんで猛勉強して、治療の腕前も無事上がっていったとのことである。