3年生最後の道徳・・・「親からの手紙」(ちょっといい話—63—)
- 公開日
- 2012/03/01
- 更新日
- 2012/03/01
学校の様子
いよいよ最後の道徳の時間・・・。3年間、みんなと一緒に、いろいろなことを真剣に考えてきた・・・。でも、今日がその最後の時間・・・。その最後にふさわしい中身の濃い道徳でした。
「親からの手紙」を不意に担任の先生から渡され、驚きながらそっと中をのぞいてみる・・・。読み進めていくうちに、教室の空気が徐々に変わっていく・・・、そのうちにいたるところからすすり泣く声が・・・。
少しの間を置き、親への返事を書く…。15年間のいろいろな出来事が走馬灯のように頭の中を駆け巡る・・・。しっとりとした暖かな空気が教室に漂い続きました。
今日はその感動を引き継ぐような「ちょっといい話」がありましたので紹介します。
(涙腺崩壊—泣ける話・感動する話—より)
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『ずっとずっと』
いつも自分はお母さんと喧嘩ばっかしてた。
いつもお母さんに頼って生きていた自分は、目覚まし時計で起きれず、起こしてもらってるのだが、時々、起こすのが遅い。そういうときも全部「早く起こさねえのがわりいんだろ!」とか言ってた。お母さんも反抗して「だったら自分で起きなさい!」とか言って喧嘩。
一回警察に呼ばれたときもお母さんにすげえ怒られたし、家に帰るのが遅いとわざわざ探して友達がいるのに帰らせれるし、ぶっちゃけ自分はそんな母親が大きらいだった。
ある日、ちょっと大きい喧嘩をした。
母:「何であんたはおにいちゃんと違って何も出来ないの!もうちょっと子供らしくしなさい!」
自:「あんたのせいなんだよ!兄ちゃんには、私立行かせるのにうちにはいかせてくれない、いつも仕事でろくに授業参観にもこない!いつも、うちを保育園で一人ぼっちにさせて、母親ずらしてんじゃねえよ!あたしはあんたの事母親だともう思ってねえよ!」「あんたの事、母親だと思ってねえよ!」
この一言を聞いたとたん、いつもは口うるさいお母さんが黙った。言い過ぎたかなとは思ったけど、それはそれでもういいと思った。どうせ愛されてない子供に言われただけなんだから。そう思った。すごい勢いで自分の部屋にこもると、少しお母さんのことがきになった。ちょっと様子をみてみよう・・・
母親が泣いていた。あんなに強い母が泣いていた。そして独り言でこんなことを言っていた。
「私のせいだ」
目頭が熱くなった。こんな母親見たことない。見たくない。すぐに、部屋にまた戻った。気分転換にTVでもみようか・・・おもしろくない、そういえばまだ見てないビデオ録画したのあったな。そうやって探すと母親の字で自分の名前が書かれたビデオがあった。なんだろうと思ってみてた。
そこには、幼い頃の自分が、大事そうに微笑んでる母親の腕の中にいた。ビデオの中のおかあさんはとてもやさしくて、なんども自分をビデオに写して、自分の名前を呼んでくれていた。そしてビデオでこんなことをいっていた。
「大すきよ。
多分私の子だから何度も反抗するでしょう。
だけど、あなたは私の大好きな子よ。ずっとずっと」
何年間も流してない涙が自然と出てきた。
その日自分はお母さんに「ありがとう」と言えた。