学校日記

ちょっといい話−10−

公開日
2010/11/20
更新日
2010/11/20

学校の様子

 「言葉」は,心にしみていくもの・・・。
 先日の日野小学校での「里 みちこ」さんの「いのちを謳う」という講演を聞いて,あらためて「言葉」の持つプラス面・マイナス面を考えています。そこで,以前に先生の知人が,病気で入院していたときに聞いた話を思い出しました。

 『病院の食事は,病気や栄養のことを考えて作ってある。知人は血圧が高かったので,薄味の料理ばかりで,味の濃い料理が食べたくなってきた。病院の食事にも飽きてきた頃のこと。担当の看護師さんが変わり,数日がたったある日,ふと気のついたことがあったという…。その看護師さんは,食事を運んでくると,毎日必ず食材にひと言添えた。“今日のキャベツは採れたてで,大変みずみずしいわよ”,また別の日には“このにんじんは,色・艶とも今年一番だわね”と言った具合に…。すると,今まで薄味で味気ないと思っていた病院の食事が,だんだんと楽しみになってきたという・・・』

 これも,「言葉」の持つ不思議な力だと思います。また,こんな話も聞いたことがあります。

 『草花に水をあげるとき,“夕日のように鮮やかな色に咲いてね”“最近雨が降らないけれど,もう少し待っていてね”等,話しかけながら水をあげると,思い描いていたような色に花が咲いたり,しっかりと根を張って育ったりします・・・』

 「言葉」は思いを伝えるもの・・・。「言葉」は,ひとの心にしみていきます。ですから,より温かく深くしみこんでいく「言葉」を使っていきたいものです。「言葉」を,人と人との豊かな関係づくりや,お互いの成長を助ける力として使っていきたいものです。