学校日記

【国語】アースデイ

公開日
2020/04/22
更新日
2020/04/22

お知らせ

今日は、2009年国連で定められた「アースデイ」。
地球の環境について考える日だそうです。
新型コロナウィルスによって人々の行動が制限される中、これまで汚染が進んでいた大気や海水など、自然環境が少しずつ浄化されていくのではないかとの報告もあるといいます。
遠くへ出かけられるようになったときに、再び美しい自然が見られるのなら、これは先々の楽しみが出来たと言えるのかも知れません。

さて、文学の中でも自然について古来からいろいろな描かれ方をしてきました。
たとえば、百人一首のなかには

紀貫之
 人はいさ心も知らずふるさとは花ぞ昔の香ににほひける

という有名な和歌があります。
また、中国の詩人・杜甫の「春望」は

 国破れて山河在り(くにやぶれてさんがあり)
 城春にして草木深し(しろはるにしてそうもくふかし)

で始まります。
江戸時代の俳人・松尾芭蕉は「おくの細道」の中で、この詩を引用し、

 国破れて山河あり、城春にして草青みたりと、
 笠うち敷きて時のうつるまで涙を落としはべりぬ。

と、かつての古戦場・平泉の景色を前に書いています。
いずれも、各学年の国語の教科書や便覧に必ず出てくる有名な作品(意味も書かれていますよ)。
時代によって、立場によって人々がどのように自然をとらえ、表現してきたか、比べてみるのも面白いですね。

さて、現在。
そろそろ季節は春から初夏へと移ろい始めました。
一ヶ月前とはいちばん違って見える景色は何ですか?
それは、今のみなさんの心境と関係がある変化ですか?
それとも、心の持ちようとは関係なく、自然は勝手に移り変わっていく、という感じの変化でしょうか?
気分転換に窓を開けて、じっくり観察してみてください。
今のみなさんの目には、自然はどのように映るのでしょうか。

            
※前回の答え
・「朝三暮四」(ちょうさんぼし)‥目の前の差にこだわり、結果は同じであることに気がつかないこと。
・「一朝一夕」(いっちょういっせき)‥ひと朝ひと夕ほどのわずかな時。
・「朝種暮穫」(ちょうしゅぼかく)‥朝に種をまき、暮れには刈り取るかのように、方針が一定しないこと。
・「花朝月夕」(かちょうげっせき)‥春秋のさかりの季候の良い時期のこと。また、春秋の季節の楽しいひとときを言う。

(例)外出もままならない今、しばらくは窓から見える花朝月夕を心のなぐさめにしよう。