授業探訪 3年生 技術・家庭科(技術)
- 公開日
- 2016/02/04
- 更新日
- 2016/02/04
学校の様子
村田先生の技術の授業を見てきました。
この時間の目標は、【プログラミングとは】どういうものかを知ることです。
コンピュータについての学習ですが、コンピュータ室ではなく教室での授業です。コンピュータを働かせるには「プログラム」が必要なのだそうです。
村田先生はまず、人間が五感から情報を得て、どうすればいいか考え、手足を動かして目的を達成しているんだということを、問いかけながら確かめていきました。日頃は無意識に行っていることを書き表すと、こういう流れになるんですね。
次にエアコンを例に、どんな仕組みで快適な室温にしてくれるのかを1ステップずつ問いかけて確かめました。人間の五感の代わりに温度センサーがあり、脳の代わりにコンピュータがあり、それが温風、冷風を送れ、あるいは送風せよと指令を出す。
こうして人間とエアコンを対応させたワークシートで学習を進めてきましたが、ここで先生は説明を補いました。コンピュータには臨機応変な対応はできない、プログラムに書かれたことだけをする、だからプログラムが全てなんだ。そして、プログラムの間違いのことを「バグ」という。ここで生徒が「バグるってよく言う」と言いました。これはコンピュータ用語だったんですね。
そしていよいよ、プログラムとはどんなものなのかを体験的に学習します。温度センサーと風の種類の間にあるプログラムを書いてみるのです。プログラムは、1行に1つの仕事しか書けないのだそうです。まず1行目は「温度を設定する」2行目は「室内温度を測定する」3行目は、と尋ねると生徒が答え始めました。「設定温度と室内温度を比較する」4行目は……。ここまでくれば、ある生徒がどんどん次の行の内容を言っていきました。
本当のプログラムは日本語ではなく、アルファベット、数字、記号を用いた特別な「言語」で書かれるのだそうですが、この授業では、日本語と不等号を用いて、プログラムとはどんなものなのかという概念を獲得したんですね。
単にパソコンを操作する、ゲームをするといった「扱い方」だけでなく、こうして中身の仕組みを知っておくことで、もしプログラムが何者かに書き換えられたらどうなるだろうといった想像もはたらき、コンピュータウィルスのこわさも身にしみて感じることができます。また、プログラマーになって創造的な仕事をしたり、セキュリティの専門家として人々を脅威から守る職業に就く人がこの中から出てくるかもしれませんね。