学校日記

6月7日(火) 石碑「創造」

公開日
2011/06/07
更新日
2011/06/07

学校の様子

 平成18年12月に「教育基本法」が改正されました。新しい教育基本法では,「人格の完成」や「個人の尊厳」など普遍的な理念は大切にしつつ,新しい時代の教育の基本理念として「公共の精神」「伝統の継承」そして「豊かな人間性と創造性を備えた人間の育成」が明示されています。

 終戦2年後の昭和22年,学制改革により深草中学校は誕生しました。深草中学校の沿革史をひもとくと,翌昭和23年に「旧騎兵隊兵舎を改造し,現校舎に移ったこの日をもって本校の創立記念日とする」とあります。「この日」とは11月2日を指します。深草中学校誕生の年を起点とするならば,今年の11月で本校は創立64年目を迎えることになります。

 本校の正門を入ると,正面に石碑が設置されているのがわかります。石碑に刻まれている言葉は「創造」。背面を見ると,創立33周年記念とあり,今から31年前に深草中学校同窓会によって建立されたこともわかります。 

 改正教育基本法の前文にも謳われているように「創造性」ある人間の育成は教育の一つの目標でもあります。旧教育基本法が制定されたのは,昭和22年。その同じ年に誕生した深草中学校ですが,約60年後に改正された新たな教育基本法によって改めて明示された理念を,私たちの先輩達は30数年前に,既に「創造」を前面に掲げていたのです。「創造」の碑銘が選ばれたのは単なる偶然ではなく,おそらく先輩方の炯眼による時代や人間を洞察した結果ではなかったでしょうか。
 私たちはこのような先輩方に多大な敬意を表し,誇りに思うべきですね。そして,生徒諸君は,この石碑を通して先輩方がすべての後輩に託したかった思いとはいったいどんなものだったのか,心静かに一度石碑と対話してみてはどうでしょうか。