学校日記

44年間ありがとうございました。

公開日
2025/03/19
更新日
2025/03/19

学校の様子

本日、多くのご来賓の方々のご臨席のもと、京都市立西陵中学校閉校式を挙行できましたこと、厚く御礼申し上げます。学校を代表して、一言ごあいさつを申しあげます。

 西陵中学校最後の一年となる今年度は、「西陵中学校最後の一学期」「最後の夏休み」「最後の学校祭」と、その都度、閉校を意識しながら過ごしてまいりました。しかし、わかっていたこととはいえ、いよいよ「最後の三月」を迎えると、とりわけ寂しい気持ちになったのは私だけではないと思います。

 西陵中学校は、今から四十四年前、京都市立洛西中学校東分校から独立し、開校いたしました。ここに当時の開校宣言文があります。日付は、昭和五十六年四月三日です。開校初年度の生徒数は五百二十五名。昭和から平成にかけては、生徒数が千三百名をこえる大規模校の時代もありましたが、近隣新設校の開校や全国的な少子化の波を受けて生徒数も減少し、今年度生徒数は百九十九名でありました。これまでおよそ九千人の卒業生を輩出し、社会に貢献する人材育成の場として、西陵中は、まさに、地域(洛西ニュータウン)とともに歴史を刻んできた学校でありました。

 さて、現代の子どもたちには、持続可能な社会の創り手として、他者と協働しながら、新しい納得解を見いだす資質・能力の獲得が求められています。学校教育におきましても、ICTの活用はもちろん、多様化する価値観に対応するための授業改革等に取り組んでいるところです。一方、「不易と流行」との言葉が示すように、教育の中にも「時代を超えて変わらない価値のあるもの」があります。西陵中学校は、本日をもって、その長い歴史に終止符を打つこととなりますが、校歌にも歌われ、脈々と受け継がれてきた本校の校是「正しく 仲良く 逞しく」の言葉は、「地域とともに歩む西陵中の精神」として、次年度開校いたします洛西陵明小中学校にも確実に受け継がれていくと考えます。保護者の皆様・地域の皆様・学校関係者の皆様におかれましても、子どもたちが困難に対しても折れることなく、自己実現に向けて挑み、未来を創造する人に育っていけるよう、引き続きのご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
 
 終わりになりましたが、西陵中学校の長き歩みに関わって来られたすべての方々に深く感謝を申し上げるとともに、地域のますますのご発展を祈念し、私からの謝辞とさせていただきます。

                京都市立西陵中学校 校長 向段 新