学校日記

七夕

公開日
2014/07/07
更新日
2014/07/07

校長室から

 今日,7月7日は七夕である。牽牛星と織女星が天の川を渡って,年に一度だけ会うという中国の伝説である。奈良時代には万葉集にも歌われている。今日ささ竹に五色の短冊に願い事を書いて結びつける行事は,宮中の五節句の一つである。中国から伝わるまでは,乞巧奠(きっこうでん)という供え物をして星を祭る行事があり,豊作を祈願するものが本来の姿であったという。
 さて,本校でも文化委員会では,生徒全員の願いを昇降口に貼っている。3年生などは,ちょっと斜めに貼って,短冊がなびいているように見せている。いろいろな願いがある。野球選手やサッカー選手になりたいということから,そうしたスポーツがうまくなるように,また,看護師や技術者になりとか,親と一緒に海外旅行に行きたい,踊って歌えるようになりたいなどいろいろな願いが書かれている。見ていて,一人一人はやっぱり違うものだなとつくづく思う。10人いれば10通りの願いが,100人いれば100通りの願いがあるものだ。何よりそのことを願って頑張れることが大切であり,そして,これからいろいろな思いが加わって自分の将来が進んでいくのである。
 宇宙開発が進み,七夕伝説のようなロマンは現実的ではないと思う人もいるかもしれないが,こうした願いを以て,自分の在り様を考えることはとても素晴らしいロマンであるように思う。来年の今日,どんなロマンが考えられるかは,この1年間の自分の成長であるように思う。ロマンはロマンとして考えられるような素晴らしい人生を送って欲しいし,今日は夜空は見られないかもしれないが,心で七夕のロマンを感じて欲しくもある。