学校日記

諸々の中で

公開日
2014/01/24
更新日
2014/01/24

校長室から

 ちょうど願書点検や提出,そして定期テストに向けて3年生は忙しい最中である。そんな中,新規採用者の授業を見る機会があった。指導主事や新採指導員の先生方とともにである。
 授業後の授業研究会にも入れてもらい楽しいひと時であった。私なりに,授業のポイントを考えていたが,やはりそれは生徒の実態をどれだけ把握しているかであるように思う。今までのテストや授業での発言,プリントやノートを集めての記述ぶりから,その生徒の分析をすることである。そのためには今言ったように資料取りが必要で,何かあれば分析をする材料を取ることである。
 前にも言ったが,○の解答には意味がない。×の解答こそ宝の山である。なぜなら,なぜ×なのかということを分析しなければならないからだ。何が理解できていないからという点である。以前指導した,あの箇所が分かっていないからできないんだと分かれば,その個所を再度補強しなければならない。そんなことが授業を進めていると,あちこちで見つかる。そこをうまく補うことも授業を進める意義である。
 さらには生徒への愛情も必要である。私は,授業を受け持っている教室を思い出し,どういう順番で生徒が座っているかを,布団に入ってからよく思い出した。羊が1匹,2匹……ではない。あれは寝られない人が行うおまじないであるが,生徒の順番を思い出すのは,思い出せる生徒はよく接触があると見込まれるが,思い出せない生徒がいれば,それはあまり接触がない生徒だと見込まれるからである。このことを生徒への愛情と呼んでいるのである。そういった生徒を次の授業では気にしながら進めるのである。
 他にもいろいろなことを考えながら授業を進めてきたが,本当に満足できる授業は,自分自身ではない。生徒たちが授業が終わって良く分かったという笑顔を見つけようと,いろいろと工夫をしながら授業をやってきたが,授業は生き物で,思っているようには展開しないのが常である。だからこそ,幅広い教材研究が必要なのである。勘違いしてはいけないのは,自分が授業の流れを想像して,そのように進めて,計画通り良くできた授業だと思うことである。あくまでも生徒の笑顔が授業の善し悪しであることを肝に銘じてほしい。