目標
- 公開日
- 2014/01/14
- 更新日
- 2014/01/14
校長室から
土曜日の新聞の投書欄に「活を入れてくれた弟の言葉」が掲載されていた。女子高生の投書である。内容は次のようなものである。
中学2年生の弟が,お母さんに,将来について,東京の体育大学へ行って,そして,地元に戻って体育の教師になり,家を守り,お母さんを守るという目標を持っており,家に帰ってからも疲れた体を引きづりながらも走ったり,塾が終わってからも遅くまで勉強したりとしているのに対して,自分はなんとなく日々を過ごしてきており,そのことを大変恥ずかしく思い,弟を素直に尊敬することとなった。そして,小さなことでも目標を設定し,努力を重ねてみたいと強く思うようになった。
年の上下ではなく,素直に弟を認め,自分の行動を顧みる素直さが素晴らしいと思う。そして,目標を持った者の強さというか,持ったがゆえの行動化がこれほどまでに人を変えるのかということでもある。
よく目標を持つことの大切さが説かれる。目標は誰でも設定はできる。ただ,そのための努力が付随するかどうかである。付随しなければ,本当の目標ではないし,ただのお題目でしかない。やりきる精神力とも言えるかもしれない。
目標を持つためには,自分の将来を見つめなければならない。その見つめるという行為そのものも大事であるし,そのために何をしなければならないかも考えなければならない。そのことも大切である。そして,実行力が試される。そのすべてが目標を持つことから生まれるのである。
物事には派生ということがいろいろとある。それらをひっくるめて物事が成り立つもので,この女子高生も,弟の人格を見直すこととなったばかりか,自分の全てを見直すきっかけとしている。目標を持つことの意義を多方面から教えてくれたように思える。