学習指導要領を読みながら
- 公開日
- 2013/11/22
- 更新日
- 2013/11/22
校長室から
現行の指導要領になって言語活動の重視が一層叫ばれるようになってきた。私も国語科教員の端くれとして,いろいろな思いを持っている。国語科の学習指導要領には,言語活動例まで挙げられている。よく見てみると,1年生では日常生活に対して,2・3年生では社会生活という文言に変化している。
日常生活とは,毎日繰り返される特別な出来事のない生活に対して,社会生活は社会の一員として行う生活であり,明らかにその境目は違う。意識させる土台が違うのである。具体的にいえば,2年生になれば,社会の一員としての資質も踏まえなければならないベースが必要なのである。とするならば,入学した1年生に対して,いろいろな話合い活動を行ったとしても,話題や方向性に合わせて話を進めるだけいいのだが,2年生になれば,社会の一員としての自覚の下,話題や方向に性合わせて話を進めなければならないということだろう。
その指導とは教育そのものであるように思う。ゆえにそういったことも含めて,義務教育を貫徹させる必要性を感じるのである。我慢することや苦しいことに対してもきっちりと立ち向かえる力,思いはいうが,どこで折り合いをつけるかなど,挙げれば切りがないが,社会人としての一定の力を育まなければならない。
私たちの職業は,教科指導と生徒の自立促進に向けた指導があるように思う。自立促進に向けては,道徳教育もそうだし,特別活動もそうだし,行事などもそうであろう。もちろん教科指導の中にもそれは含まれているので,教科の中身にその内容が刷り込まれている。そのことに対しては,多くの先生方は意識せずに進めておられるし,それでいいとも思うが,逆に意識すれば,もっと生きてくるようにも思える。
私たちの仕事は実践教育である。理論を学ぶことは大事なことであるが,それを子どもたち向けて説いて行くことが仕事なのである。説いてすぐに効果があるものでもないし,絶え間ない実践指導しかない。継続こそ教育の本筋のように思う。