リスクを指導する
- 公開日
- 2013/11/01
- 更新日
- 2013/11/01
校長室から
今日から11月,霜月である。今日は,全学年スポーツ大会である。男子はハンドボール,女子はバレーボールである。2時間ずつ,各学年の生徒たちが汗をかいた。また,1年生では,英語科で研究授業が6時間目に行われる。
さて,先日も3年の保健体育で研究授業が行われた。感染症,とりわけエイズに関する授業であった。いろいろと工夫を凝らして,生徒たちに理解させようとしていた。その授業を見ながら思ったことが,リスクを考えた教育をどうしていくかである。
私たちの指導は,いじめはいけない,携帯の書き込みはダメだといったような指導をおこなっている。おそらく,多くの生徒はそのことの行為に対して,やってはいけない,ダメだということは分かっているだろう。しかし,実際,そうなった時に,だれに相談すれば,どこで相談すれば,何をすればといった点まで指導されていないことが多いのではないだろうか。
エイズに関しても,予防までの話はきっちりとされていたが,実際にHIVになれば,どうすればという点では弱かったように思う,また,人権的な面も配慮もあったが,あらゆる教育で人権を意識してということが大事であるとするならば,もっともっと遠慮せずに,人権の面も強調しなければならなかっただとうと思う。もしものときには,こうするのだということまで含めて,しっかりと指導しきることが必要なように考える。
いろいろと指導すべき内容は多くて大変だが,リスクを考えた教育は,今一番力を入れなければならない教育であるように思う。また,指導したい内容に,必ず入れなければならないと考える。授業など,生徒の立場からいえば,忘れるものである。しかし,どこかで覚えていることもある。声高に叫べば,誰かは覚えているものである。こんな話を確か聞いたな,確か先生は話していたなという糸口でもよい,その指導をどこかで,押させることこそが指導というものだと思う。やってはいけないこと,やればどうなることまでは教えるが,そうなった時,何をなすべきかということ,このことこそ今を生きる子どもたちに必要な教育である。
いつも先生方には,教科で採用された以上,教科で印象に残る先生にならなければならないと伝えている。とともに,リスクを考えた指導をしっかりと教えてもらったなという点が付け加わるようにも思う。