義務教育とは
- 公開日
- 2013/10/02
- 更新日
- 2013/10/02
校長室から
3年生のテスト1日めである。数学,音楽,美術であった。朝から出かけていたので,どのような様子であったかは見られなかったが,先生方に尋ねると,しっかりとテストは受けられていたということであった。何よりである。
さて,昨日も書いたが,あと半年で,3年生は卒業である。正確には,6か月もない。義務教育の終了である。昔,最初に赴任した学校の校長先生が,義務教育だから,もうこれで学校という集団活動を終わる生徒もいることを忘れてはいけないと言われたことをいつも思い出す。進学率99%といっても,1%の生徒は中学校で終わってしまうのである。
その義務教育の「義務」という言葉であるが,よくこれを勘違いする人がいる。義務教育とは,「子どもは学校に行く義務がある」というふうに捉えられることだ。子どもにはあるものは,「教育を受ける権利」である。子どもには,学校に行っている,行っていないに関わらず,教育を受ける機会を与える義務があるというのが,行政的な言い方であろう。ここのところを間違えると,保護者や地域の方々からすると,「子どもは学校に行くのが当然」であり,学校にいる者からすれと,「子どもは学校に来るのが当然」となる。
私たち学校側に立つ者として,どう考えなければならないかといえば,子どもたちが本当に来るにふさわしい学校であり,子どもたちがわくわくするような学校であるかということを常に考え,そういった学校づくりのために努力をしなければならないということだ。そのために,学校を開けるという意味があり,評議員さんをはじめとして,保護者の方々にも意見を伺い,よりよい学校づくりをしなければならないのである。
ところで,子どもたちが来るにふさわしい学校,わくわくするような学校であるかどうかの指標を,私は教職員が仲がよい学校,教職員の笑顔あふれる学校であるかどうかが肝心なとこであるように思う。教職員が楽しくなくて,どうして子どもたちも来て楽しいと思えるだろうか。
こうした視点を踏まえて,義務教育を再度見直してみる必要があるように思う。子どもはもちろん,保護者や地域の方々,教職員,管理職とそれぞれの立場で見つめることで,その意味合いが確認できるように思う。