学校日記

ものの見方

公開日
2013/09/10
更新日
2013/09/10

校長室から

 ものの見方は正面からばかりではない。横から,斜めから,真上から,いろいろな方向から見ることで,数々の情報が入ってくる。多角的に,多方面から見るということである。
 以前,ある校長先生のお話を聞いて,なるほどと思ったことがある。それは,小中一貫教育のある視点の話である。中学校では,鉢植えを廊下に置かないという話であった。それは生徒指導上というか,それが壊されれば,投げられれば大変だということで置かないという理由づけであるが,小学校には置かれている。一般社会でも会社の廊下などにも置かれている。中学校だけが置かないのは,社会から見れば,おかしいという主旨の話であった。
 小中一貫という視点からいえば,同じ視点で見ていこう,同じ流れの中で育てようという思いからは,社会でそのようになっているならば,どうせ社会に出ていくことを考えれば,同じように進めることも必要なように思う。
 例えば,写真に挙げたように,中学校では,だいだいどこでも,「廊下は走らない」といったものが目に着くが,小学校では「廊下は歩こう」と表されている。否定的なものの見方から,肯定的なものの見方の違いである。そんな目で見てみれば,いろいろなことが目に留まる。例えば,〜ソックスは履かない,〜は持ちこまない,などといったことを,肯定的に書けば,雰囲気も変わるというか,発想も変わるかもしれない。
 人の見方でも,よくしゃべる人を,しゃべりといわずに,社交的だといえば,随分印象は変わる。そんな逆向きの発想をすることで,とりわけ,生徒の見方など大きく変わるように思う。
 小中一貫という視点,改めて小学校の視点を中学校で,中学校の視点を小学校でと見直すことで,より良い方向性を見つけることが一つの視点のように思う。文化の違いなどよく言われたが,具体的にその違いをより良き方向にしていくのが大切なことであるように思う。見方を変える,視点を変えると口ではよく言うが,具体的に中学校の廊下を歩きながら,そんなことを考えていた。