学校日記

思いを馳せる

公開日
2013/09/04
更新日
2013/09/04

校長室から

 ただ今,合唱コンクールの練習真っただ中である。担任の先生方が,もう指揮できひん,伴奏自信がないわ,などと生徒が言っているということを耳にはさむことがある。よくあることである。
 私もそうであるが,明日,どこかでしゃべらなくてはならないが,なにをどうしようと思う時,イメージトレーニングをする。よく風呂に入りながらするのであるが,いろいろな場面を想定しながら,思いを巡らすのである。このイメージトレーニングはある意味大切なことである。
 合唱コンクールも折り返し地点である。なかなかうまくまとまらなくて,担任の先生方は苦労されていることと思うが,こんな時に,このイメージトレーニングをさせるのである。指揮者になったつもりで,例えば,悩んでいることなどを考えさせてみる。いつもなら,歌っている側に立っているので,歌っている者のことはよくわかっているし,その思いをもって,今度は指揮者の立場に立って話すから,指揮者のしんどさもある意味理解でいていることも出てくるはずだ。そのことを言わせられればよいのである。いろいろな話の中で,指揮者の立場として立たせて言っていることに対して,納得できるし,当然だという生徒もいるだろうし,いや,そんなことなど考えもしなかったなどと思う生徒もいるだろう。まとめなくてもいいので,いろんな思いを出させ,指揮者へ思いを馳せさせるのである。指揮者を通して,今の歌う自分というものを見つめさせてみるのである。そのことが立場の理解,他者理解につながっていくのである。
 さて,こうしたことを駆使しながら,あの手,この手と生徒の活動を進めていくのであるが,いつ,どのタイミングで話すかが思案のしどころである。あまり早くからすると,どこかで,また,その効果が切れてしまうし,タイミングを図ることが大切である。また,外の手段もあるかもしれない。担任同士が,自分のクラスの悩みを打ち明けながら,言い合いすることで,お互いの力を付けていくのである。今,取組の最中である。普段とは違ったいろいろな顔をした生徒が見えているはずである。この時期を外さずに,多角的に生徒を見つめることが,今やらなければならないことである。これもまた,きのう書いた想像力の育成と同じなのである。