学校日記

素養

公開日
2013/08/28
更新日
2013/08/28

校長室から

 今日の新聞の一面は全国学力・学習状況調査である。4月に行われた結果の公表である。各校へも本日返却がある。アンケートによる生徒の実態も含まれる。今年度は悉皆になったため,1月遅れの返却となった。まずは,アンケートも加味しながら,自校の生徒の分析を行わなければならない。
 ところで,全国学力・学習状況調査の問題は,学習指導要領をもととしているので,大きく見ると,我々の日々の指導を振り返るということと,このような問題を意識した指導がなされているかということになる。私は国語科の教員であるので,国語という視点で見てみると,国語科の現在の問題意識を喚起するものや日常の学校生活の中で,応用できる要素を含んだ問題が出されるなど,なかなかの工夫がなされている。ということは,国語科以外の先生方もこの問題を見ることで,大きな参考というか,自教科に生かせるというか,生かす工夫や学級の時間等にもつかえるもので,返却を契機に,再度全体で確認することの意義がある。
 さて,新聞では,どうしても上がった,下がったといった点数に視点をおいた書きぶりになるのはしょうがないことであるが,私たちが心しなければならないことは,やはり自校の生徒の結果分析である。どういった点で成果が表れ,どういった点が弱くといったことと,それを意識した指導を展開してきたのか,どこに指導の工夫があって,どこに指導のまずさがあったのかという点を分析し,学校全体で共有することである。もちろん点数にこだわることも大事であるが,そこだけで終わってしまえば,改善が示されないまま,良かったな,悪かったなの世界に陥ってしまうからである。
 それでは,これからどういうことをしていけばいいかということであるが,学校での共有とともに,やはり,子どもたちには読書生活,さらには新聞なども含めて,社会人としての素養を進める方策,そこにはきっちりとした日本語指導も入るが,相手意識をもったいろいろな活動,手紙やはがきを書く意義から書き方,メールでのやり取りの工夫など,少し考えれば,いろいろなアイディアが浮かんでくる。説明の文章を皆に話す時の文章にかえる指導や広告などが見ながら,訴える図の書き表し方等々,自分の教科で社会人としての素養を考えてみることは重要なことだと思う。それは,いわゆる言語活動の充実や生きる力の育成にもつながるものである。生きて働く日本語を意識することだと思うし,また,そんなことを考えると,楽しい授業になるはずである。授業が楽しくなくては,身に付くものも付かないというものだ。