向き合う
- 公開日
- 2013/08/27
- 更新日
- 2013/08/27
校長室から
先週,イチローが日米通産4000安打ということで,世界の注目を受けた。新聞,TV,ネットと大きく取り上げていた。本当に素晴らしい記録である。野球が好きとか,嫌いとかの問題ではない,その努力に感服する。
その中で,4000安打のためには,8000回以上(凡打で)の悔しい思いをしたことと,その悔しさに向き合ってきたことが誇れることだというのもイチローらしさの表れである。
失敗を糧にとよく言われる。しかし,それは並み大抵のことではない。なぜなら,へこんでいる自分がいるからである。時間が解決をしてくれることもあるだろう,誰かからの慰めや叱咤激励もあるかもしれないが,それは自分以外の周りからのもので,なんら自分の内からのものではない。その自分がどうであるかである。でも強くないのが人間,同時にある意味自分自身を暗示にかけるようなマインドコントロールも必要だと思う。
私の場合,いつも思うことは,誰も悪くしようと思ってした訳ではないし,たまたまそうなったんだと,自分自身にそう言い聞かせている。で,どうしようかとはたと考えるようにしている。けれども,失敗をすれば,それはそれで慎重になり,心して物事にあたるために,周囲までも丁寧に見つめる目も生まれてくる。とするならば,いろいろと凸凹があるのも自分のためにはいいのかもしれない。それもまた暗示であろうか。とするならば,やはり気持ちの持ちようであるかもしれない。
その失敗に関しては,今はダメだが,いつかはよくなると,あきらめてしまわずに努力できるか,失敗から学ぼうとすることで,失敗という言葉を消し去るのか,何かを学び取ろうとすることで,意味のない失敗はないと考えるのか,やはりどう失敗と向き合うかである。失敗をしない人はいないのだから,その努力をどう積むかである。
さて,イチローであるが,打とうが打てまいが,毎日,試合終了後,自分の道具をきっちりと磨くなどの後始末をきっちりとし,また,体の方のケアーも怠らないという。毎日,毎日を真摯に野球に向き合う姿こそ,プロ意識であり,そこにかける思いが「あきらめぬ自分」を貫いているのだと思う。