学校日記

人として

公開日
2013/07/31
更新日
2013/07/31

校長室から

 昨日,2013全国コミュニティー・スクール研究大会in京都に出かけた。多くの参加者であった。何よりも,合同開催として,京都大学iPS細胞研究所長山中伸弥教授の「京都市民名誉市民表彰式」が光った。
 記念の挨拶では,この場にふさわしい,先生との出会いが今の私があるという話をされ,何気ない一言の大切さを述べられた。さらには,ユニークな発想を大切にする,また,一緒に喜んでくれる先生など,教える側の人としての在り方について考えさせられた。
 また,「今後の我が国の教育に期待すること」と題して,北城恪太郎(日本アイ・ビー・エム株式会社相談役)氏の記念講演があった。これまた,生徒・学生時代の先生や保護者の一言が子どもたちに大きな影響を与えると話されたことは,山中教授との話の共通項でもあった。また,共通項として,ユニークな発想などもあったが,新たなことにチャレンジする人を褒めることの大切さなどを,起業家,ベンチャー企業を支える社会の価値観の醸成として大切にしてかなければならない点も挙げておられた。
 中でも,これからの社会で求められる人材像では,基礎的な知識・技能を持った人,課題を発見し,考え,行動する人,そして,豊かな人間性、高い倫理観を持った人,であった。前の2項については,現行の学習指導要領にも大きく当てはまる内容であるが,豊かな人間性や高い倫理観は,前2項以前の問題として,人としての在り方であり,これはそうやすやすと身に付くものではないし,子どものモデルたる我々教職員や親がそうであるかの問題でもある。そういったことも含めて,北城氏は,子どもへの励まし,いいところを伸ばすということの大切さを強調されていた。
 ほめることの大切さは,誰も否定しないことであろう。ただ,我々は,いいことがあればほめると思いがちだが,間違いではないが,ほめることが出てくるような,種をまいておかなければならない。これが我々の仕事である。と同時に,豊かな人間性,高い倫理観を有する,人としての魅力ある教職員でなければならない。