区切りとして
- 公開日
- 2013/07/19
- 更新日
- 2013/07/19
校長室から
明日から夏季休業に入る。1期は8月25日までだが,一つの区切りとして,大宅中学校の教職員や保護者の方々,そして地元の皆様方に支えられて,今日までたどり着いたというのが実感である。ありがとうございます。前校長の衛藤校長からバトンを渡された大宅中学校だが,ここの良さは,なんといっても環境が素晴らしい。
朝,校門に立って挨拶をしていると,ここは小高い丘陵地であり,現在では,名神高速道路をはじめ,眼前を遮るものは多いが,その昔,大宅廃寺跡として,この地に立つ時、なぜか自分が奈良の甘樫の丘に立っているような錯覚を覚えることがある。ここは豪族大宅氏の氏寺など諸説があるが,そんな歴史の中に自分が立ち,白鳳期を想像するだけでわくわくしてくる。平安時代よりもまだ以前,ここで豪族たちが何を思い,何をして暮らしていたかと考えるだけでも何とも言えない思いにさせられる。初夏の夜,校長室の東窓を開けていると,ひんやりとした涼やかな風とともに,昔の人の精を感じる。こんな思いにたつ学校は初めてである。その前の学校は与謝野鉄幹の生まれたお寺跡にあったが,これほど歴史ロマンを感じさせる場所ではなかった。
さて,校長が変わると学校が変わるとなどとよく言われるが,なるほどと思うことと,違うと感じることがある。校長が変わるという視点からいえば,気づきの視点が違うということだろうと思う。衛藤校長は私の目から見ると,おおらかな校長であり,そんなに動くことはなかったと思うが,私は細かいことまで言い,先生方にいろいろなことを言ったと思う。だから,なんら方向性は変わらないが,校長の見る視点によって,話す内容は変わり,変化があったように感じるだけだと思っている。
1期のことについては,来年度を見据えて,この4か月間のこととの総括は今の間にしておこうと思っている。どこをどう変えていこうかということは今しておかなければ,それはまた変わらずの前例主義になってしまうからだ。それにしても大宅の先生方は衛藤校長と同様,おおらかな思いで子どもたちを教育している。細かいことより,大きな視点で育成を進めている。こうした良さと,しかし,細やかなことも含めながら,新たな視点を付け加えられればと思っている。
保護者の皆様方にも学校評価をお願いしていた。いろいろな思いを総括されていると思うが,その点をしっかりと受け止めながら,夏季休業中にも2期の方向性も含めて考えていこうと思う。1期の間,本当にありがとうございました。