つながり
- 公開日
- 2013/07/05
- 更新日
- 2013/07/05
校長室から
本校は,以前から小学校への読み聞かせに出向いている。期末テストが終わった7月1日,12日の読み聞かせに向けて,臨時の図書委員会が開かれた。どんな様子か参加してみた。図書委員と有志が集まった。図書委員長が3人組と2人組とのグループをつくるように説明をすると,すぐにグループは出来上がったが,3人組が多すぎて,解体して2人組に組み直すように説明すると,また,すぐに2人組が出来上がるのである。感心して見ていた。通常なら,誰と組むかで大きな時間をかけるのだが,大きなことにもならず,次の段階,読み聞かせの作品選びに入っていった。
有志とて,案外男子も多く,意外でもあった。おそらく今の中学生も小学生の頃,中学の先輩の読み聞かせを聞き,ずっと続いていることで,抵抗というか,そんなものもないように思えた。
小学生の低学年となかよし学級を対象にした読み聞かせの面白さは,同じ言葉の繰り返しをどんなふうに工夫するかであるし,登場するものにどうのようになり切るかの面白さだと思う。結局自分なりの読解にどんな脚色をし,子どもたちを楽しませるかである。絵本の言葉は簡単であるが,その簡単さを絵が補うことで,小さい子どもたちには具体的にわからせるようになっている。ゆえに,単純な言葉ではあるが,絵を見ずに,音声で捉えるといろいろな想像ができて楽しいものである。絵本の絵を抜いて,我々が読めば,それはまた大変難しいものである。それは,一般の小説のように説明がないからである。その説明が絵にあたるからである。
昼休みなどに,小学校に行く生徒たちは一生懸命練習に励んでいる。本番まであと1週間,どんな仕上がりになるか楽しみである。
ところで,小学校の児童は,保育園に読み聞かせに行っていると聞いている。中学生がやっていることを今度は自分たちが行っているのである。つまり,中学生は小学生の見本となっているとみてよいだろう。未来の大宅中学生のためにも,中学生は素晴らしいモデルとならねばならない。地域の大人が中学生の見本とならねばならないように,中学生も小学生の見本とならねばならない。と思うと,我々も大変重要な使命を帯びていることを自覚しなければならない。