準備期間
- 公開日
- 2013/06/26
- 更新日
- 2013/06/26
校長室から
期末考査1日目であるが,朝から激しい雨模様である。生徒たちも大変な登校となった。しかし,テストが始まれば,どの学年の生徒もしっかりと問題,解答用紙に向かい合っていた。
ところで,テストを受けるということで,一番大切な点は何かというと,それは公正と公平である。公正とは,言いかえれば,テストのルールといってもいいように思う。数えあげれば切りがないくらいある。例えば,おしゃべりをしてはいけない,他の人の解答を見てはいけない,はじめの合図があるまで,解答用紙に触れてはいけない等々である。これは,小学校時代から長い間積み上げられたものである。また,中学校では,とりわけテスト週間があり,違ったルールも加わってきている。
それに対して,公平で一番大切なことは,テストにかける時間が同じということであろう。例えば,バレーボールでサーブが届かない人は,前のラインからしてもよいなど,体育の時間ではその場に応じたルールで行うこともあると思うが,テストでは,A君は30分で,Bさんは20分でなどということはない。みんな同じ合図で始め,同じ合図で終わるという時間指定がある。これによって同じ条件で試験を受けるという公平さの担保としているのである。つまり,テストではかれる「学力」は,一定の時間内で表すという規定の中で進められている。
このことは大人社会でもある。例えば,いついつまでに新製品の開発を行うこと,製品なら,1時間にいくつ生産するというのも同じようなものだ。ゆえに,生徒たちが受けるテストも,ある意味大人社会の縮図ともいえるように思う。
また,普段なら,授業中にとなり人とおしゃべりをしたり,話し合いをしたりすることもありますが,テストとなるとそうはいかないことはわかるでしょう。先に書いた公正さに当たり,テストの間は,ずっと我慢をしなければならない。まあ,授業中でも,退屈であっても我慢もするが,その我慢の度合いは全く違うことはわかるでしょう。大人社会でも,働くというなかで,じっと我慢しなければならないことは多々あると考えると,テストの我慢も,大人社会への橋渡と考えてもいいだろう。
以前,中学生は大人になるための準備期間ということをいったが,まさにテストを受けるということは,その縮図のようなシステムになっており,小学校でのテストの受け方と中学校でのそれとは,大いに違うようになっているといえる。テストにはそんな意味合いがあるように思う。
さて,あと2日間続く。今日のことは忘れて,あすの準備をしっかりしてとお願いしたい。