大きな世界
- 公開日
- 2013/05/30
- 更新日
- 2013/05/30
校長室から
今日から中間テストが始まった。校門で挨拶をしながら,「がんばれよ」「あきらめるな」などと声を掛けていた。多くの生徒から「はい」「がんばるよ」「しっかり勉強したで」といった返事があった。3年生の生徒など,5時に起きて,漢字だけやったというようにも言ってくれた。生徒を見ていると,力が湧いてくるというか元気が出てくる。
先生方も,この1週間テストに向けての取組,問題作成と遅くまで頑張っている。私の場合だが,教師をやっていて一番嬉しいのは,授業を終わってその授業がわかったという笑顔を見せてくれる瞬間である。理解できた喜び,それを示してくれるために頑張って教材研究をしていた。でも納得できた授業などない。いろいろな思いを描いて先生方は,なんとか君たちに力をつけようとしている。それが先生方の本当の姿である。
さて,今日のテストは終わった。明日もまたある。一番大事なことは,あとに引きずらないことだ。終わったことをくよくよ思っても引き返せないから。テストで一番大切な心構えだと思う。受験(受検)も,国語が終わり,社会,数学,……とつながっていく。もちろん,どれだけの教科があるかはそれぞれ違うが,前のテストを気にしていたら,次のテストに集中できないことになる。だれも満点で合格など考えなくてよい。時間時間を精一杯頑張ることを考えてやることを学校生活の中でも進めて欲しい。それが中学生の間に付けて欲しい力である。
今日の試験のことはすっかり忘れて,明日の試験に向けて頑張ることこそ,明日が活きてくる。中学生は,大人になるための準備期間である。1年生と2年生,3年生とそれぞれ違うが,どんな準備ができるかによって,卒業後のことも変わってくる。日頃は部活動など夕方遅くまでバタバタしているので,なかなか自分のことをゆっくりと省みることはできないかもしれないが,今日などは振り返るいい機会である。君たちと同じ見知らぬ中学生は京都や日本だけでなく,世界中にどれだけいるだろうかと想像するだけでも,わくわくしてこないだろうか。自分と同じ中学生が世界の各地で,頑張っているんだと想像するだけで,世界は変わってきはしないだろうか。明日への取り組みとともに,ちょっと大きな世界にも思いを馳せてもらいたい午後である。