平成24年度 大宅中学校教育構想
- 公開日
- 2012/04/04
- 更新日
- 2012/04/04
校長室から
われわれは教育者としてなにを原点としていくか。その原点は自分自身である。生徒はもの
ではなく,人間である。親がそうであったように,教職員の言動や一挙手一投足を生徒は見てい
るし,そのものが教育である。
生徒を人間としてしっかり捉え,付き合い,関わっていくことを教育者の本分とし,『尊重と
尊敬と信頼』を持って生徒に接していきたいと考える。
また学校状況を見る中で教職員は教育を実践する上で自己責任の上に,教職員のチームワー
ク(TW)とパーソナルワーク(PW)の大切さがある。さらに大宅中の厳しい教育条件のもと
教職員間の情報の共有化が必要と考える。
私たちはどこの所属でもなく大宅中の所属であり「大宅の子どもは,大宅の教職員が支え,
教育する。」気持ちを忘れないで取組を進めたい。
【学校教育目標】
「人,物,時を大切にする豊かな心の育成,
自己実現に向けた基礎学力の定着を図る」
【目標設定の理由】
○大宅教育の基盤を「生徒ありき,その前に人ありき」と捉え,生活の基本である自己・他
者を大切にする心,物を大切にする心,規則正しい生活を大切にする心を育みたい。
○将来の自分自身の生き方について,自己実現の手段として,キャリア教育の推進,体験的教
育活動の推進から学習へのモチベーションを高め,基礎・基本の学力を身につけさせたい。
【重点指導目標】
1 <授業づくり>個々の指導力を高め,生徒の意欲・関心を喚起する授業づくりと生徒一
人一人の状況を把握したユニバーサルデザインの理念を盛り込んだわかる授業の実践の推進により基礎的・基本的な学力の定着を図る。
2 <キャリア教育>総合的な学習の時間を中心に,教科・領域を横断的に組み入れた3年間の系統的な取組を実践する。生徒一人ひとりの将来の生き方について,視野を広げ,進路展望の拡大と確かな進路選択・決定へと結びつける。
3 <小中一貫教育>小中一貫教育校として,教職員一人一人が意識を持って関わり,一小
学校一中学校の特色を生かした小中連携教育,小中一貫教育を推進することで学習力と
生活力の向上をはかる
4 <育成教育と通級指導>総合育成支援教育について理解を深め,さまざまな条件を抱え
た個を理解し適切な教育実践を進める。また18年度より本格実施してきたLD等特別
支援教育から,19年度は通級指導教員の配置,通級教室の環境ならびに条件整備も推
進し,現在に至っている。これからはさらに校内委員会(総合育成支援教育委員会)を中心に支援の必要な生徒への個別の指導と生徒・保護者等周辺の啓発を進める。
5 <生徒指導>生徒理解,保護者理解,地域理解をより進め,学校・家庭・地域の連携のもと,生徒一人一人を大切にした生徒指導を実践する。
とくに「規範意識」を高めるため,生徒会活動と道徳・人権教育等と連動した取組を進める。
6 <生徒会活動>生徒が自主的に学校生活の充実を目指した継続的,行事的な生徒会活動
を進めることで生徒の自治能力と自浄能力を高める。
とくに,生徒の「規範意識」を高めるため,生徒会活動と道徳・人権教育等と連動した取組を進める。
7 <心の教育>年間を通して人,物,時を大切にする心を耕す教育を実践するために,
1. 人権教育,道徳教育のねらいを明確にして年間の指導計画を立てる。
2. 集団的な行事(文化祭,合唱コンクールなど)の目標を明確にして成功させる。
8 <読書指導>これまでの読書活動を踏まえ,朝読書を全校でさらに推進,充実させ,想像力や思考力を培う教育活動を実践する。小学校や図書館への読み聞かせ活動をより活性化させ,地域の施設等との連携を推進する。
9 <自学自習>主体的に学習する態度を身につけさせるために,家庭啓発をすすめるとと
もに,日常的に家庭学習の課題を提示し,点検する。
10 <進路指導>生徒一人一人の状況・条件を把握した進路指導の実践とキャリア教育の充
実により生徒の学習および自己実現への意欲を高める。
11 <学校評価>教職員,保護者・地域,生徒による評価を実施し,学校生活をよりよいもの
としていくことに役立たせる。
12 <部活動> 部活動の活性化を図ることにより,生徒の自己実現への意欲を高める。
【教育目標達成の具体的取組】
○教育目標の達成のため教職員一人一人が年間の目標を設定し,自らの指導力・実践力の向
上を図る。
★「規範意識の高揚」規範意識に焦点を当て,生徒会本部ならびに各種委員会の年間の取組を整理し,月目標を立てることにより,規範意識の高揚を図りたい。また,道徳・人権についての年間指導計画の見直しとともに,各取組と連動した,横断的なカリキュラムとなるようにする。
☆総合的な学習の時間については,3年間の系統性のある取組を実施する。
とくに1年生では「金融教育」のノウハウを生かし,「ファイナンスパーク」の取組を進め,2年生の「職場体験」へ,さらに2年生では「早期工学人材育成事業」の取組の理念をキャリア教育と絡めつつ,「職場体験」へ繋げていきたい。また,ポスターセッションの取組も連動させていく。3年生はこれらの一連の取組の集大成として位置付けたい。
☆「学習確認プログラム」は,行事予定の中に,予習シート,フォローアップシートの活用の取組を組み入れることにより,組織的かつ計画的に実施できるようにする。
「学習クラブ」については, 1.授業支援としての活用,2.テスト前学習支援としての活用,3.入試対策としての活用を引き続き図ることにする。
☆教科会を確実に実施し,中堅教員は若年教員に教科指導の方法を学ばせ,若年教員は指
導力の向上に努める。またその成果を示すためにも適宜教科主任会を開催する。
「若手・中堅スキルアップ実践道場」を活用し,教職員の資質の向上を図る。
☆生徒理解に立った指導と『元気で挨拶をする』教職員集団(チーム)づくりを推進する。
☆校内の環境美化に対する教職員一人一人の意識を高める。
☆教職員評価システムの活用により年間,前期後期の自己目標を明確にし,自己の教育活
動をチェック及び整理する。
☆学校評価(生徒の授業評価・自己評価,保護者・地域による評価,教職員による自己評
価等)の実施から授業改善,指導のありかたを探る。
さらに「学校関係者評価」についても充実を図り,より客観性の担保を促す。
☆小中連携・小中一貫教育の研究実践に積極的に取組み,9年間を見通した教育の研究を
推進する。
☆すべての教職員が校内・校外の研修に主体的に参加し,自身の指導力の向上を図る。
☆校内での研究授業を積極的に行い,指導法・評価法の研究を推進する。
☆保護者,地域の理解に努め,三者の連携をもって教育活動を推進する。
☆「大宅土曜塾」の持ち方について再度検討し直し,より効果的な取組としていく。
【めざす生徒像】〜愛と感動のある学校生活を目指して〜 めざす教職員像ともリンクする。
1 自分を大切にし,周りの人も大切にする。
2 目上や友だちに対して挨拶ができ,正しい言葉づかいをする。
3 規則正しい生活(遅刻しない,時間を守る)を送る。
4 自分の物,人の物,学校の物を大切にする。
5 将来展望をもって主体的に授業にのぞみ,学習する。
校長 衛藤 明夫