学校日記

ステキだね 人の痛みが わかる人

公開日
2010/12/03
更新日
2010/12/03

学校の様子

 第二次世界大戦では残忍な行為で多くの命が奪われ,人権が侵されました。人類が同じあやまち繰り返さないようにと,1948年12月10日,国連総会で「世界人権宣言」を採択しました。「すべての人間は生まれながらにして自由であり,かつ尊厳と権利とについて平等である」これが宣言の第1条です。

 それから60年以上が経ちました。私たちの社会は,宣言の思いを実現することができているでしょうか。 衣服や食べ物が足りていること,暮らす所があること,命に危険がないこと,自分の考えが自由に言えること,正しい情報が得られること,能力が十分に発揮できること,労働ができること,自分の仕事が正当に評価されること・・・・。人が幸せに生活していくためには,多くのことが満たされていなくてはなりません。このように人が人間らしく生きていくための権利を「人権」と言います。

 無人島で一人暮らしていれば人間関係のまさつがなく,ストレスも少ないでしょう。そのかわり,コミュニケーションも関わりも愛もなくなります。人間は常にほかのだれかから元気をもらい,そしてだれかにプレゼントして生きています。それが本能で生きる「ヒト」ではなく,「人間」のあかしと言えるのではないでしょうか。
 自分の人権は大丈夫,でも他の人は?周囲の人のことに心が配れる,その優しさが人権の源です。自分がつかまえた幸せを,全部自分のためだけに使い切るんではなく,困っている人のために少しずつ出し合おうではないですか。その方が自分のことだけを考えて生きる人生よりずっと光り輝くものになるから。そういう人が世の中に増えてくれば,だれもが安心して生きられる社会,世界人権宣言の思想に満ちた社会ができるはずです。

 今日の人権講話を聞いて,みなさんはどう感じたでしょうか?「今 何をしなければならないか,考えてみてください。自分に今できること,今の自分にしかできないこと。自分が今目指すものは何か?」あなたは,何を考えましたか。おうちの人ともぜひ話し合ってみてください。 

 校長先生のお話にもあった世界人権宣言の前文と30条が,わかりやすく説明されています。こちらをクリック してごらんください。