洛北中 10月 道徳推進月間 3年生
- 公開日
- 2026/10/23
- 更新日
- 2026/10/23
学校の様子
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10月の道徳推進月間において、3年生では「差別や偏見のない社会を実現するために」を主題に、『卒業文集最後の二行』を教材とした授業を行いました。
授業では、いじめや差別が生まれる背景について考えました。私たちは誰もが弱さを抱えて生きています。しかし時として、その弱さゆえに、相手の見た目や家庭環境、言動などを理由に相手と自分を比べ、自分の方が優れていると思うことで安心感を得ようとしてしまうことがあります。そして、その行為が相手を深く傷つけていることや、自分自身の心の貧しさにつながっていることに気付かないまま過ごしてしまうこともあります。
教材の中で描かれるT子さんは、自分ではどうすることもできない貧しさを理由に周囲から心ない言葉や態度を向けられていました。生徒たちは、そうした状況を生み出してしまう人間の弱さや未熟さについて考えるとともに、自分自身の言動を振り返りました。また、相手を見下すことでしか自分の価値を確かめられないことの悲しさや、人を尊重することの大切さについても話し合いました。
授業の終盤では、T子さんが卒業文集に残した
「……私が今いちばん欲しいのは母でもなく、本当のお友達です。そして、きれいなお洋服です。」
という最後の二行に込められた思いについて考えました。この短い言葉の中には、周囲に理解されたい気持ち、仲間として認められたい願い、そして当たり前の日常への憧れなど、多くの思いが詰まっています。生徒たちは、その言葉の重みを受け止めながら、一人の人間の苦しみや願いに心を寄せ、自分ならどのように行動するかを真剣に考えていました。
他者を尊重し、相手の立場や思いに目を向けることは、差別や偏見のない社会をつくる第一歩です。今回の学習を通して生徒たちが、人の弱さと向き合いながらも、思いやりと正義感をもって行動できる人へと成長してくれることを願っています。