学校日記

第2期 終了式の言葉

公開日
2014/12/22
更新日
2014/12/22

校長室から

   第2期 終了式の言葉
 
 忙しかった第2期も、本日で終了です。ここで簡単に、第2期を振り返ってみます。
 夏休みが明けた8月25日から第2期がスタートしました。まだ暑さの残る中でのスタートでした。すぐに学校祭に向けての取組が始まり、本番当日は、秋を迎えていました。そして現在は冬です。なお本日は冬至です。1年で一番昼の短い日です。これからどんどん春に近づいていきます。このように第2期に私たちは、「夏・秋・冬」の3つの季節を経験することができました。あらためて、日本の季節・四季の豊かさを感じています。
 また、グランドから見る比叡山も、季節により彩が変わります。いつもその堂々たる雄姿に、元気をもらっています。また、正門付近の花壇や、テニスコート横の花壇は、RGVのみなさんが君たちの学習環境を整えようと、夏の暑い日も、また冬の寒い日も、丁寧に活動していただいたおかげです。まさに感謝です。ありがとうございました。あらためて、洛北中学校の自然と環境の豊かさを感じています。

  夏休み明けの2期の始業にあたって、「2つの力」を意識してほしいと言いました。その2つとは、
 1.「学習力」
 2.「協力」
です。
 「学習力」とは、生涯にわたって学び続ける力のことです。企業やこれからの社会では、第1に必要とされる力となります。具体的には、「家庭学習」の量と質の充実を目指してくださいと言いました。学年×1時間以上を目標にしてください。なぜ家庭学習を見直すのかといいますと、今年度の全国学力・学習状況調査の中で、「土・日に1時間以上家庭学習する」と答えた洛中3年生は、全国平均と比べて15.2%低いという結果でした(平日の家庭学習の時間は、全国とほぼ同傾向でした)。まだ自分は不十分と思う人は、第3期の目標に据えてください。
 次に「協力」ですが、達成できたでしょうか?文化祭・体育祭などの行事の成功を考えると、みんなの「協力」があっての成功だと自信を持って言えると思います。しかし、日常の取組ではどうでしょう?毎日の掃除やクラスの取組で、学校祭で味わったような達成感は得られているでしょうか?3期では、日常の他の場面への転移を目指してください。2月には、生徒会・各種委員会のアクティブ・ウィークがあります。全員の「協力」が必要です。よろしくお願いします。

 また、12月は各学年とも「人権学習」に取り組みました。「相手の立場に立って考える」ことの大切さを学習しました。人の心の痛みを、自分の痛みとして捉える、すなわち「感性」を磨いていくことの大切さを学習しました。2週間前に体育館で、「わたしのいもうと」という「いじめ問題」を扱った絵本を先生が読みました。人はみな違いがあります。違った輝きを持っています。その違った輝きを大切にしましょうと話をしました。実は、その絵本には続きのお話があります。今日は、その「あとがき」に書かれていた文章の抜粋を紹介します。

           あとがき           松谷 みよ子
 『(略) ある時期わたしもいじめにあっている。そのつらさは地獄の
  底をはうようであった。幼い日の記憶に、あれはたしかイソップだっ
  たと思うのだが、池の蛙が子どもに叫ぶのである。
     「お願いだから石を投げないで。
      あなたたちには遊びでも、
      わたしには命の問題だから」
  わたしもさけびたかった。自分より弱いものをいじめる。自分と同じ
  でないものを許さない。そうした差別こそが戦争へつながるのではな
  いでしょうか。 (略)』

 絵本の中の妹さんやお姉さん、お母さんの立場に立って、みんなは心を痛めて考えてくれました。しかし、日常のクラスではどうでしょう。絵本のように立場を変えて考えることができていますか。何気ない「一言」で相手を傷つけたり、自分が傷ついたりしたことはなかったでしょうか?今日は、「その一言」の重みを考えさせてくれる詩がありましたので紹介します。
 
             「その一言」       高橋 系吾

           その一言で 励まされ
           その一言で 夢を持ち
           その一言で 腹が立ち
           その一言で がっかりし
           その一言で 泣かされる
           ほんのわずかな一言が
           不思議な大きな力を持つ
           ほんのちょっとの一言で

 冬休みは約2週間です。まずは、年末・年始の家のお手伝いをしてください。家族の一員としての自覚を持ち、その役割をしっかりと果してください。また、3年生は、年が明けるとすぐに入試です。心を落ち着かせ、進路希望の実現に向けて「志」を強く持ち、更なる高みを目指して頑張ってください。最後に、事故やけが、健康に気を付けて、平成27年1月6日(火)、輝く瞳で再会しましょう!では、よいお年をお迎えください。

                      平成26年12月22日
                        京都市立洛北中学校
                            浜矢  全