学校日記

「第73回卒業証書授与式」

公開日
2025/03/14
更新日
2025/03/14

校長室から

3月14日金曜日 3学期46日目

10時より「第73回卒業証書授与式」が挙行されました。
お世話になった多くの保護者の方や来賓の皆様方が見守る中、卒業式が行われました。

「卒業証書授与」では、全員が登壇し卒業証書を受け取る、コロナ禍以前の形で行いました。私の方から一人一人の生徒に手渡すことができ感無量の気持ちでいっぱいです。約束通り、3年生の態度は大変素晴らしく、担任の先生から名前を呼ばれると大きな声で「ハイ」と返事をしてくれていました。その姿は凛々しく、かっこよかったです。

「送辞」を読み上げたFさんの文章、態度、作法ともに大変良かったです。
3年生が本当に大きく、頼りになる存在であったことが紹介されました。

卒業生記念合唱「群青」、最高でした。感動しました。
学年全員の魂が結集された、素晴らしい合唱に、多くの方が感動され、涙を流されていました。成長した姿に喜んでおられたことと思います。

最後にIさんの「答辞」を紹介いたします。

令和六年度 答辞 
冬の寒さが和らぎ、桜のつぼみの息吹が感じられる今日、私たち二百七十六名は、この洛北中学校を卒業します。

本日は、ご多忙の中ご出席くださいましたご来賓の皆様、校長先生をはじめとする先生方、保護者の皆様、在校生の皆さん、卒業生一同、心より御礼申し上げます。

思い返せば三年前。桜が咲き誇っていたあの日、たくさんの不安と少しのワクワクを胸に、この洛北中学校に入学したことを、今でも鮮明に覚えています。何もかもが初めてで、右往左往していたあの頃の私たちは、日々、先輩方の背中を追い続けることで精一杯でした。コロナ禍と言うこともあり、まだまだ制限が多い中での学校生活でしたが、先輩方のたくましい姿は、今でも目に焼き付いています。

二年生では、新たに後輩が入ってきたことで、先輩としての責任を自覚するようになりました。制限も無くなり、様々な取り組みができるようになっていく中で、自分たちの役割を果たすために奮闘する姿がありました。

そして迎えた三年生は、中学三年間で最も色濃いものでした。様々な活動に「中学校最後」という言葉がつき、そのたびに胸に込み上げてくるものがありました。修学旅行では、民泊の方々が私たちを温かく迎えてくださり、沖縄の透き通った海や、レクリエーション、花火、班別活動などを通して、充実した三日間を過ごすことができました。そして同時に、この美しい沖縄で過去に起こった出来事についても学びました。平和祈念公園には多くの犠牲者の名が刻まれた「平和の礎」が並び、資料館やガマ体験を通して、戦争の悲惨さについて知りました。そして、当たり前の日常を送れることがどれほど幸せなことなのか、改めて感じることができました。だからこそ私たちは、平和な日常を守っていくために、互いを尊重し、愛し、応援していくことを胸に刻みながら、「全ての人が笑って過ごす世界は創れる」ということを信じ、進み続けます。

そして、中学校生活で最も心に残ったことと言えば、やはり中学校最後の体育祭、文化祭です。準備や練習でせわしない毎日が続き、三年生として一・二年生を引っ張っていくリーダーシップや、みんなを巻き込み盛り上げていく力が試されました。文化祭では学年劇に挑戦し、体育祭では白熱する応援や集団演技に洛北中学校全てが湧きあがりました。きっとあの時の洛北中学校は、日本一熱い学校だったことでしょう。

合唱コンクールでも多くの苦労がありました。クラスでは一人ひとりの気持ちが揃わず、なかなかまとまりのある合唱になりませんでした。また、学年合唱では、練習時間が限られている中で、完成させるのが難しいと言われた歌に挑戦することになりました。その中でもみんなの気持ちを奮い立たせる声掛けを意識し、時間を無駄にしないために練習計画を立てるなど、工夫を重ねて練習に打ち込みました。そして迎えた合唱コンクール当日は、これまでの不安を吹き飛ばす歌声で、会場全体を包み込むことができました。息の音までもが合わさり、歌い終えた瞬間は、拍手とともに、「これで終わってしまった」というさみしさと、それ以上の達成感に包まれました。中学校最後の一年間は、間違いなく私たちが大きく成長できた、最高の一年間でした。そうできたのは、多くの方々の支えがあったからです。

先生方。私たちを最後まで導き、支え続けてくださり、ありがとうございました。私たちはこの制服が似合う立派な洛中生だったでしょうか。時に厳しい言葉かけも、全て私たちのためであり、優しさゆえのものだったということが、今なら分かります。本当にありがとうございました。

在校生の皆さん。私たちはあなたたちにかっこいい先輩の姿を示すことができたでしょうか。これからの洛北中学校をあなたたちに託します。「一生懸命はかっこいい」というスローガンを胸に、これからの洛北中学校を引っ張っていってください。応援しています。

家族のみんな。私たちのことをずっとずっとそばで応援してくれてありがとう。一番気を許せる間柄だからこそ、きつく当たったり、素直になれなかったり、すれ違うこともありました。それでも私たちのことをいつも最優先に考えて、しんどい時にはそばにいて勇気づけてくれました。私たちはまだまだ成長途中です。これからも失敗するし、ぶつかり合うこともあると思いますが、かっこいい大人になれるよう、これからも頑張っていくので、私たちの成長をそばで見守っていてください。

最後に三年生のみんな。今日、私たちは卒業します。この三年間について語りたいことはまだまだたくさんありますが、一つだけ言うなら、この学年は「最高」でした。みんなと過ごし三年間は、とても刺激的で、楽しくて、私たちにとってかけがえのない宝物でした。きっとこの先も様々な困難が私たちの前に立ちはだかる事でしょう。そんなときは、周りに目を向けてみてください。この三年間のように、たくさんの人たちが私たちを応援し、支えてくれています。だから、これからも前を向いて堂々と進んでいきましょう。私たちなら、乗り越えられるから。

私たちはそれぞれ違う道へ進むけれど、この洛北中学校で学んだことを糧に、最後まで諦めず精一杯挑んでいこう。そして、それぞれの進路で一人ひとりの「flower〜世界に一つだけの花」を咲かせていこう。
最後になりましたが、学校生活を支えてくださった全ての方々に改めて御礼を申し上げると共に、洛北中学校の更なる発展を願い、答辞とさせていただきます。

令和七年三月十四日