この時期だからこそ
- 公開日
- 2010/03/24
- 更新日
- 2010/03/24
校長室から
休みというのは,ちょっとほっとするのかいろいろなことが浮かんでくる。いわゆる案というやつだ。ということは,やはりほっとする時間を持つことはとても大切なことのように感じられる。授業をやらなくなって久しいが,とりわけ授業のこと考えてしまう。新しい年度を前に,あれもできそうだ,こうもできそうだといろいろなことを考えてしまう。先生方にも,この時期だからこそ,ちょっと不可能なことでもいいので考えて欲しい。その中に活かせることはあるように思う。そのおすすめ実践として,10分間帯授業をやって欲しく思っている。本校でもやってくれている先生はいる。
きっかけは,印象に残る教師である。しかも教科で採用されている限り,教科指導で印象に残る教師でありたいと願ったことからだ。自分自身の中学校時代,もう40年も前の話であるが,授業のことを思い出せないからであった。
中身はこうである。授業50分を,10分間と40分間に分ける。最初の10分間に教科に関する楽しいこと,力を費やすべき領域についての内容を行い,あとの40分間で本来の授業を進めるということだ。教科に関しては,やはり興味・関心のあることをするのがいい。国語って面白いんだ。英語ってこんなに素晴らしいんだ。そんな取組をすれば,きっとあとの40分間も違ってくるだろう。何をするかは,教科担任が決めればよい。教科に関することならなんでもいい。さらに付け加えるなら,教科指導でありながら,生徒理解に役立つものがあればなおよい。やり方しだいでは,全体指導の中で,個別指導も可能になってくる。面白くない授業を50分やるより,よほどいいし,50分の授業を40分でやらねばならないから,教材研究を進めなければならない。コンパクト化しなければならないだけ,何を指導しなければということも考えなければならない。そして,何より,印象に残る教師になれるのだ。
以前,わたしもずっと帯授業を行ってきた。自分自身もそうであったが,授業のことなど覚えてもいないが,毎日,毎日本を読んでくれたとか,毎日,毎日詩歌を暗誦させられたとかを言ってくれるのである。おまけに,暗誦させた詩歌の意味がこの歳になって理解できたとか,何年か経ったあとでも,いろいろと話してくれる。やっていてよかったなとつくづく思う。
授業は先生方が工夫をすれば,いろいろな可能性が生まれる。教師も授業をしていて面白くなければ,子どもも面白いと感じることはないだろう。新しい年度を前に,ちょっと一工夫してもらえれば,きっと楽しい時間になるだろうと思う。新年度前に,ワクワクする思いを先生方には持って欲しい。一つ授業で勝負という合言葉を確認して欲しい。