学校日記

大村はま先生

公開日
2010/02/24
更新日
2010/02/24

校長室から

 以前にも書いたが,マイブームである大村はま先生の話である。時々書物をひも解いては,元気をもらう。その元気とは,もっと勉強しなければという思いである。大村はま先生の『灯し続けることば』を時々読みながら,自分の至らなさを思い知ること,自分を戒めることを続けている。その中から,
 「教師は,大いに尊敬されていい職業です」というのも,子どもの様子に惑わされず,自分の指導が本当に正しいか,子どもに力をつけているか,自分で全部責任を取っていく存在ゆえに,大いに尊敬されていいもので,このような覚悟がないと,優しければいい,子どもが好きだからいいという甘えた考え方に流れることを戒めている。
 「熱心結構,いい人あたりまえです」というのも,熱心,いい人はあたり前で,悪い人ならたまったものではない。でも「いい人」がかなり幅をきかせ,一般社会では,仕事の能力と切り離して「いい人」が幅をきかせないし,業績を上げ,仕事をちゃんとやれる人,つまり,子どもに一人で生きていける力をつけられる力と技術を持っていることが大切で,それを忘れた「いい人」では困る。
 「熱心と愛情,それだけでやれることは,教育の世界にはないんです」というのも,若い教師が,何もできないが,教育への愛情,真心でやっていくんだということへの不安。つまり,子どもがかわいいとか,よく育ってほしいなどということは,大人みんなの思いであり,それを教師の武器のように思ってはいけない。教師として,人を育てる能力,教師の教師たる技術を持っていなければ困る。
 本を常に周りに置き,時々自分を省みている。まだまだ未熟な教師であるということを知ることが,その成長を促すように思う。